◆裏山自然観察日記 Part4◆
Masahiro Ikezaki



私の自然観について(4)
     ↑(クッリク)五月晴れの高原にたたずむ息子
さて広がる風景をどう感じているのだろうか?

 今はもう秋、と言うことで恒例の栗拾いを妻の実家でやった。無農薬の山栗は収穫するタイミングが難しい。遅いと虫が食うし、早いと生栗だ。常に天気と栗の出来具合を予想しつつ、休日を考慮して収穫日を決める必要がある。特に今年は台風とか長雨で天候不良な日が続き、収穫のタイミングが決めにくかった。それでもなんとかバケツ一杯の栗の収穫があり、栗ご飯を3日続けて食べられたのだった。 まぁ、そんなわけで、
「今年もマロンぞく(満足)」でした。

さて、季節はかなり前に戻り今年の春の話。新芽がでるこの時期に、妻と子供達が、近所に自生する食べられそうな雑草やキノコを採って、料理して味見すると言う。「サバイバル的味見計画」を実行したのだった。
初めは、ツクシとかセリなど比較的ポピュラーな確実に食えるものにチャレンジしていようだが、次第に大胆になり、食うとあたりそうなキノコまでも採ってきて味見していた。さすがに私も、「おいおい大丈夫かよ」って気持ちで見ていたのが、火を通せば案外平気なようである。
一般的に見て雑草でもウサギとか鳥とかの小動物が好んで食べるものは、比較的安心して食えるみたいだ。某アウトドア雑誌のようにそれが美味いと書くと嘘になる。私の数少ない経験から言えば、それほど美味いものではない。
一方調理方法に関しては、簡単に天ぷらとか炒めるとかが主流である。ちなみに生雑草は腹に虫がわくから止めましょう。また野生のフキなんかはアクが強いので十分なアク抜きが必要だ。全体的にみて野草はアク抜きが料理のポイントだと思う。ちなみに昆虫類はよく脱糞させる事が料理のポイントである。

今回私は仕事があり、もしもの腹痛で休むわけにはいかないので、食わない宣言していた。しかし多少フキとかペンペン草の炊き込みご飯とか幾つか食べてみた。
感想は、「やっぱ、まずい」
でも、味は別としてこうしてみると意外と日本には、食える物が身近にあるのだ。私はそれを今回の家族達の無謀な実験で確信した。そしてなんとなく安心したのだ。
よく周りを見渡せば日本は川とか山とか海とか食料調達には事欠かない自然環境を持っている国だ。要するに綺麗(ここでは土で汚れないことを意味する)な仕事とか綺麗な生活を望むような子供達を育てることを止めさえすれば、エネルギー問題も食料問題もその子達が頑張ってなんとか出来るはずだ。そして日本は滅びずすむかもしれないのだ。
米国の大統領が言っているように。「不適切な関係」をオネーチャンとか自然とは結ばないことである。そうしないと最後にそいつらから手痛いしっぺ返しを食らうのだ。



1998年8月 *夏の生き物達part2

 今年の夏は、今一歩カラッとした日が少なく、妙にうだるような天気が続いていた。そんな中でも、小さな生物は懸命に生存をかけて生きていたのだった。そんな中で夏の子供達は網をもって昆虫採取とか、ここだけだがトカゲ捕りに夢中になるのだった。
我が息子の佑太と娘の杏奈も例外なく虫取りに夢中になっていた。特にトカゲにぞっこん惚れた佑太は、一時期隣近所のガキどものトカゲもあずかっており、まさにトカゲだらけの状態だった。は虫類飼育の初心者でも、トカゲはコオロギとかの生き餌と水さえ切らさなければ、よく慣れるし、長生きするようだ。ザリガニとかと違い無臭で家中においていても問題ない。だからマンションなどでイグアナとかが飼えるのだろう。

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★これがトカゲだ。このときは5匹いた

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 妻の友達で、蝶々が嫌いという女の人がいた。あの蝶のどこに飛んでいくのかわからない、カオス的な動きがたまらなく嫌なのだそうだ。
そうあのフラクタルな動きは、昆虫採取の少年達にとって、大変手強いものになるのだ。そんな蝶のなかでもアゲハチョウは大きくてとっても綺麗だ。
最近では滅多にお目にかかれなくなったし、見かけても、私はあえて捕獲する気分にはならない。でもガキどもは、かかんにチャレンジしていたようだ。

★艶のある黒さが魅力のくカラスアゲハ

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 今年の夏のキャンプは群馬の榛名山の麓のオートキャンプ場に行った。なかなか予定満載の子供達と休みのタイミングがあわず結局お盆休みにキャンプに行き。帰りには渋滞にはまっていた。でも天気が悪かったので、いつものお盆休みよりはましだった。
さてキャンプ場は長雨でなんとなくじめじめ。そんな中で、沢ガニをゲットした。佑太は家に持って帰るとごねたが、結局死んでしまう沢ガニを持ち帰るのは止めた。お盆に殺生はあまり気が進まないのだった。

★ゲットした沢ガニ。写真ではわからないが一匹は子持ちだった

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 今回のおまけの漫画は?
「ハラペコあおむし」だ。GIFアニメからショックウエーブに変更しました。


ハラペコあおむし
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作者紹介:Masahiro Ikezaki

もっと詳しく日常を知りたい人は作者の日記がここにある。つまんねーぞ。
アドベン日記


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