第21話 ユニークな答案




 この場合の「ユニークな答案」とは、別にカレーの作り方やら大根の煮方が書いてあるものではなくて(謎)どの言語でも、あるいはどの分野でも、昔から事欠かなかったであろう、珍・迷答案の例である(笑)
 ちなみに私が出た高校では、英語で、 Spring has come. → 「ばね持って来い」というのが伝わっている(^^ゞ

 ドイツ語で昔から知られているのは、Ich weiss nicht を「私は白くない」と訳したりするやつ(笑)
 作り話かと思っていたら、何十枚かに一枚くらいの割で、お目に掛かる。

 今回は、私が実際に出会って、それなりに感心したものを紹介してみよう。

 Er arbeitet in Frankfurt. → 「彼はフランクフルト屋さんで働いてます」

 う〜む(汗)「フランクフルト」と言えば、ソーセージなのね。
(言うまでもなく、地名である)
 同様に、

 Er arbeitet in Hamburg. → 「彼はハンバーガーショップで働きます」

 確かに、Hamburg(しつこいが、地名!)を、ハンバーグと結び付けたあたり、なかなかえらい、と言うべきかも知れない(^_^;)

 Ich m"ochte Bier trinken. → 「酒に酔っぱらいたい」

 「酔っぱらう」はちょっと違うか(^_^;)

 そして、大変、現代的だと思ったもの。

 Herr und Frau Braun → 「茶髪の女の人」

 ヨーロッパで茶髪にしたってなあ・・(爆)

 教科書にあるような例文は、つまらないとか幼稚だとかいう意見も聞かないではないが、それなりに楽しめるものであるらしい(笑)


(1999/11/13)