第18話 二年生も面白い




 新学期である(笑)
 新入生はみな、初々しく(実年齢には関係がない(笑))、ああ、いいなあ〜、と感じられる(^_^)
 中には、遅刻すまい、と一生懸命自転車をこいで来て、やはり道を急いでいた私と激突した学生もいましたっけ(>_<)
(はい、新学期早々、某校のメインストリートに伸びていたのは私です・・(涙)
 それで、どうしたかって?授業しに教室に行きましたよ・・時給もらっているものですから(^_^;))

 さて、その初々しい一年生のほかに、二年生もいたりする(笑)
 二年目ともなると、授業も受け慣れているので、手ごわい、いや面白い(笑)のである(^_^)

 記念すべき最初の授業であるが、実際には、まだ教科書が行き渡っていなかったりする。
(注文が遅れているのか、それとも買ってないだけか・・(汗))

 それでも、一年生には、「初めてのドイツ語について」とか「ドイツ語はどこで話されているか」とか「まずはアルファベートの読み方」「簡単な挨拶」などなど、ネタが豊富にある。
 言い換えると、時間がつぶせる(爆)
 しかし、二年生には、その手は効かず・・しかも、「最初の授業はいいとこ30分くらいで終わってくれないかな(^^ゞ」と、期待に満ち満ちた視線を送ってくる。
 なかなか、抗しがたい(おいおい)
 もちろん、こちらもただ手をこまねいているばかりでなく(?)プリントを配ってみたり、とか、そこで駆け引きが行われるのであるが(笑)

 ある二年生のクラスは、たまたま昨年度からの持ち上がりであった。
 そうなることがあらかじめ分かっていたので、一年間では終わらなかった(汗)教科書を、継続して使う、と宣言してあった。
 つまり、そのクラスに関しては、教科書はすでに手元にあるのである(笑)

 というわけで、私は、最初から授業をするつもりで、教室へ行った。
 簡単な挨拶の後、教科書に入ろうと思い、

「教科書は持っているよね?・・持ってない人いる?」

と言った。転入生などがいるかも知れない、と考えたのであるが、後で思えば、やはり一言余計だったのだ(涙)

「みんな!持ってない、って言え!手を挙げるんだ!(^o^)」

リーダー格の学生の扇動により、最初の授業は潰れたのであった(爆)


(1999/04/25)