第17話 やめれ!




 授業中は、いろいろハプニングが起こるものである。
講師自身、黒板に向かって文字を書こうとした途端、漢字を度忘れしたことも・・(殴)

 それはさておき(^◇^;)

 授業中、突如として、

「やめれ〜(^O^)」

 と叫んだ学生がいた。
 念のため言っておくと、(こんな下らない授業を)やめろ、と言ったのではなく(汗)友達とじゃれあっていて、椅子から落とされそうになったものらしい(笑)

 思わず、私語というのか、ともかく授業以外のことに熱中して、大声が出たのであるから、Sei ruhig! 静かに、今は授業中、、、と言うべきところであるが、講師は思わずにやり(^_^メ)

「やめ、ってのは、北海道弁だよね(^_^)」
「ええ〜!?(^-^;)」

 ・・(爆)

 あとで聞いたところ、その学生は、北海道ではなくて、東北某地方の出身であるそう。
(当地では、やめ、出、と命令形は(5段活用のものでも)すべてエ段となる)

「ごみは投げる、でしょ(^_^)」

と、他の学生。
(もちろん、「捨てる」の意である)

「え〜、そんなこと、言わないっすよ〜(^^;」

私の親戚は、東北に多くいるが、(ごみなどは)投げる投げるの連発だったような気もするが(笑)

その学生いわく、

「一学期は、こんなふうに言わなかったんすよ〜。夏休み終わって、こっちへ来てからこんなこと言うようになっちゃった(^^ゞああ、自分が自分でなくなっていく〜(*_*)」

でも、方言を身に付けるほど(?)この地の暮らしに溶け込んで、楽しい学生生活を送っているのだから、それで良いじゃないですか(^^)


(1998/12/30)