第12話 新学期の会話




 新学期は、いろいろな学生たちと知り合える楽しみな時期である。
 学生の立場から見ると、どんな教官が来るのか、楽しみというよりも不安が先にたつのかも知れないけれども(笑)

 あるクラスで、最初の時間にひととおりガイダンス的なことをしゃべって授業を終えたら、

「なんか、予想と違ったな〜」

 とか学生が言っているのが聞こえたりする(笑)
 ううむ、どのような予想をされていたのだろうか(^^;)

 また、別のクラスでは、去年もいた顔ぶれと再会することもある。
 諸々の事情で、二度も受けるはめになる人たちですな(爆)

「また会いましたね〜(^^)よほど、ドイツ語が好きなんだね(^^)」
「いや〜(^^ゞ」

 さて、今年初めて、しかも、どうやら他の先生方の話を聞いても滅多にないような反応があった。

 ドアを開けて、教室に入ったら、

「せんせー、来るの遅い〜」

 お、お、おっ(゚o゚)
(この際、「タメ口」なのは気にしない(笑))

 朝一番の一講目、10分遅れで入って来た時の反応である。
 大学では、定刻に教室に来る教官は少ないのではないかと思うが、特に、独語系はゆっくりだったりするけれども(違いましたか?(^^;))、ともかく、ゆっくり授業を始めるのにクレーム(?)が付けられたのは、初めてのことだった(笑)
 う〜む、早く来た方がいいのかしらん(^^?)
(まあ、遅く来て、遅く止めるのはメイワクでしょうが(笑))

 もっとも、これが連休明けまでもそうなのかどうかは、全く疑問だ、と思っている今日この頃であった(爆)


(1998/05/05)