それでは今回は、ドイツ語の接続詞について、やって行きましょう。
実は「接続詞」にも、何通りか種類があるんですね
まずは、並列接続詞というやつです。
und そして aber しかし oder あるいは denn というのは |
え〜、今挙げた接続詞は、文と文とを結ぶんですが、その際、語順に直接関係ありません。
(・・・・・?)
どういうことかと言うと(^^;)例えば、
Er | kommt | heute | nicht. |
Heute | er | nicht. | |
I | II |
このように、ドイツ語では、動詞は頭から2番目の位置に来る、と決まってましたね。
(・・・・・・)
それが、und や aber や oder や denn を使った場合、
Er kommt heute nicht, | denn | er | ist | krank. |
0 | I | II |
この場合、denn は勘定に入れないことにして、動詞が頭から2番目に置かれます(笑)「彼は今日は来ない、なぜなら彼は病気だからだ」という訳です。
ま、これは、感覚的にわかりますよね。
次に、副詞的な接続詞の場合です。
also「つまり」、 dann「それから」、 deshalb「だから」、なんかがそうですが、これはまあ、接続詞だと思わない方が簡単かも知れません(おいおい(^^;))
Er ist krank, | deshalb | kommt | er | nicht. |
I | II |
さてそして、従属の接続詞の場合です。ここが、メインになります。
従属の接続詞には、以下のようなものがあります
als 〜する時 dass 〜ということ ob 〜かどうか obwohl 〜にもかかわらず weil なぜなら wenn 〜するとき |
・・などがあります。
で、これらの従属の接続詞を使った場合、従属節では、動詞は文末に来ます。
Er kommt heute nicht, | weil | er | krank | ist. |
文末 |
これがちょっと面白いんですよね。
今まで、人称変化した動詞は頭から2番目、と言ってきましたけど、従属節では、文末に置かれます。
ところで、主文(上の表では、左にある文です)と従属文とを、順番を逆にすることもできます。
この場合、
Weil er krank ist, | kommt | er | heute | nicht. |
I | II |
従属文全体を、大きい1番と数えて下さい。で、次に、主文の動詞が来ます。
さて、それでは、従属節に、話法の助動詞を使いたい場合は、どういう語順になるでしょう?
(・・・・・??)
例えば、dass を使ったら、
Ich weiß nicht, | dass | er heute nicht | kommen | kann. |
文末 |
と言うように、この場合は kann 、話法の助動詞が、文末に来ます。要するに、人称変化している動詞、すなわち定形が、文末に来るんですね。 「私は、彼が今日来れないことを知らなかった」なんてときは。
ここまで来ると、パズルみたいですよね(笑)
(おいおい・・(^^;))
以上で説明を終わります・・。