- 今回は9人の団体のリーダーだった。芳ヶ平ヒュッテ管理人の戻りが18時頃との事で、草津温泉から登る予定を渋峠からの下りに変え水を多めに持って下る事にした。渋峠でバスを下車した時は空気がひんやりしていた。除雪して積み上げた雪が少し有った。
- ショウジョウバカマなどを見ながら緩く下っていった。芳ヶ平まで残り2/3になったところから急な下りになった。イワカガミやツマトリソウを見ながら下っていくと笹原の広がるダマシ平に着いた。一休みした。
- 枕木状に板を渡された登山道を下っていくと木の間に芳ヶ平が見えた。小沢を木橋で渡ると芳ヶ平湿原に着いた。ワタスゲがちょうど見頃だった。
- キャンプ場でテントを4張り張った。一つのベンチに全員が集まって座り、Aさんが持ってきた缶ビール4本で乾杯した。暗くなった後もウイスキーなどで2次会をした。曇り空で、時々半月がおぼろに見えた。火山蒸気のシューシューという音だけが聞こえた。
- 3時頃から降り出した雨は5時には上がっていた。朝食をゆっくり食べ、荷物をテントに置いて芳ヶ平湿原を一周した。見頃のワタスゲを楽しんだ。池の中にはクロサンショウウオの卵が有った。周囲からはエゾハルゼミとカッコーの鳴き声が聞こえてきた。
- キャンプ場に戻りテントを撤収していると、地元の17人組が渋峠から下りてきた。女性に「昨夜はこれですか」とコップのお酒を飲むまねをされたので、「どうして分かるんですか」と笑いながら返答した。
- 渋峠への登り返しでは、足下のイワカガミ、ツマトリソウ、ミツバオウレン を楽しみながら歩いた。登山者数人とすれ違った。ルリビタキとメボソムシクイが鳴いていた。
- 渋峠からゲレンデを一登りすると横手山山頂に着いた。標識と社が有った。時折、霧がかかる中、展望を楽しんだ。
- 山頂ヒュッテのパン屋さんに移動して昼食を取った。熱いキノコスープとパンのセットをおいしくいただいた。昼食後はテラスで日光を浴びながらのんびりとした。
- 「のぞき」まではやや急な登山道を下った。岩が多かった。最後はバス停前のカフェでソフトクリームを食べて締めとした。
- 今回は、大勢でのテント泊を楽しむ事ができて満足した。