- 今回はリーダーで6名のパーティーだった。沢歩きの経験は、Aさん、Bさんの2名は初めて、Cさんは2回目、Dさんも渓流釣りの経験を除けば2回目だった。
- 同じバス停ではカップルも下車した。林道途中で行き先を尋ねると、同じ沢だった。
- 落合橋の入渓点は草深い所だったので事前連絡で登山靴を履いてきてもらった。おかげで全員楽に沢に下りることができた。川原で準備をしながら「途中では補助ロープを使います。他の注意点として下見に来たときは鹿の遺骸が有りました」と説明をした。初めてのAさんには体験のためハーネスも付けてもらった。先に出発するカップルを見送った後、記念撮影をしてから遡行を始めた。
- 最初は先頭を進んだ。危険箇所も無いので、15分も進んだ所で先頭を交代した。最初は、水の少ないところを歩いていたメンバーも、やがて慣れてきて、わざと膝くらいの深さの所を歩いたり、小滝を登ったりしてワイワイ言いながら楽しく進んだ。50cm堰堤から最初の2m滝までは林道を使って巻いた。
- 二つ目の2m滝の手前に有った鹿の死骸は白骨化が進み自然の中にほとんど同化していた。驚きも無く野生を感じながら通過した。二つ目の2m滝は左側の岩場を登った。すぐ上のナメ滝を登ったところで昼食休憩にした。
- 5m堰堤の約200m手前に着いた。林道に上がるためにロープを張り、手すり代りのロープを体験してもらっていると、早くも先行のカップルが林道を下山してきた。「ここを上がりましたか」と聞くと「上がりました。足場が悪いですね」との返事だった。以前ロープワークを教えたAさんBさんは「こういう風にロープ使うんだ」と納得していた。
- 沢に戻り登って行くと、下見時には無かったツリフネソウが咲き始めていた。淵の深いところでは、渓流釣りの経験者のDさんが「こういう所は魚がいるよ」と教えてくれた。のぞき込むと実際に数匹泳いでいるのが見えた。
- 左右の岸が迫ってくると2段3mの滝に着いた。すでに沢にも慣れてきたので全員左手の岩場を難なく通過した。しばらくナメの多い流れを登ると終了点の山ノ神橋に着いた。
- 帰りは林道を下った。予定より早く遡行できたので1本早いバスで帰ることができた。
- 武蔵五日市駅からの電車が架線事故で止まっていたのでバスで八王子に出てから、全員で餃子を食べて打ち上げをした。
- 下見をした効果もあり、全員に楽しんでもらうことができて、良い山行ができた。