- 今回は6人のパーティーだった。バス停を下車し舗装された坂道を登って行った。遠くから雷鳴が聞こえてきた。登山道に入ると雨が降ってきた。どうせ濡れるからと、ザックカバーを付けただけで歩き続けた。
- 小雨の降る中、入渓点の木橋に着いた。標高は約700mだった。服はすっかり濡れてしまった。入渓準備中に雨は小降りになり、準備が終わった頃にはほとんどやんでいた。
- 沢には1mほどの小滝がいくつも有った。水量はそれほど多くなかった。釜も多かった。前の人が釜を歩くと底の泥が巻き上げられ濁ってしまうので、足探りで滝に近づいてから滝を登った。時々現れるカエルに驚かされながら、ナメ滝や小滝を直登した。
- 1回目の休憩は小さい釜の有る石滝を登ったところで左側の広場に上がって取った。休憩後は、日も差し始め、流れの上にはモヤも立ってきた。2回目の休憩は、段々状小滝の途中、左側に石堤が見えた所で取った。
- 更に遡行を続けると、左側に5本の幹の有る木の先で水流がなくなった。ここで終了とし右側の登山道に出た。標高は約800mだった。
- 時間が余ったので沢靴のまま登山道を進んで水場まで登る事にした。登山道は右に曲がり大岩(かっちゃ石)の基部を右に巻いて通った後、「仙人の水場」に着いた。水は冷たかった。水場周辺は狭かったので戻る事にした。
- 終了点のすぐ上まで戻り、岩の上に小さな祠が有る所で休むことにした。登山靴に履き替え、そばの流れで汚れた沢靴を洗った。昼寝をしてゆっくり休んだ。十分休んだ頃、暗い雲が広がり雷も鳴り出したので出発することにした。
- 入渓点を過ぎて下っていると雨が降り出した。レインウェアを着る間に土砂降りになってしまった。水たまりが出来て滑りやすくなった登山道を注意しながら下った。集落に出たときにはレインウェアの中までずぶ濡れになってしまった。
- 「月待ちの湯」まで歩き、雨宿りしながらバスを待った。フロントの男性にどこに登ったか聞かれたので、「二十六夜山の方に行ったけれど山頂には登りませんでした」と答えると「また来てください」と言って都留市のハイキングパンフレットを渡してくれた。