- 上高地の帝国ホテル前でバスを下りたときは雨が降っていた。梓川ほとりのあずまやで雨宿りしながら昼食を食べた。
- レインウェアを着て歩き始めた。最初はゆるい登りで、なかなか標高が上がらなかった。桟道の手前で展望が開け、上高地が見下ろせたので少し休んだ。雨もやんだのでレインウェアを脱いだ。
- 桟道を通り、ハシゴ2箇所を上ると、草原の登りになった。霧で展望は得られなかった。鞍部に近づくに従い風が強くなった。鞍部のすぐ先に焼岳小屋が有った。この日の小屋の宿泊は7人だった。
- 翌朝は快晴だった。小屋で朝食をとった後、出発した。展望台では水蒸気が2箇所から上がっていた。焼岳の北峰が見えた。
- 展望台から鞍部に下りたあと、焼岳への荒々しい岩の登りになった。硫化水素の臭いのする噴煙の出ているところの近くを通った。
- 中ノ湯との分岐のある小鞍部のすぐ上では盛んに水蒸気が上っていた。水蒸気の噴煙脇を登っていくと北峰に着いた。先行者は二人だけだった。360度の展望だった。火口湖の反対側に南峰が見えた。休んでいるうちに中ノ湯方面から次々と人が登ってきて、あっという間に30人以上になってしまった。
- 騒々しい山頂を後にし、中ノ湯方面に向かった。新中ノ湯分岐までは見晴らしの良い笹原の道だった。アキノキリンソウが咲いていた。
- 新中ノ湯分岐を過ぎると急に人が減った。りんどう平までは時々穂高岳の見える尾根の道だった。りんどう平で振り返ると焼岳の南峰が見えた。
- やや急ぎ足で下ったので、中ノ湯バス停では予定より1本前のバスに乗ることができた。