- 7/2~5の4日間でオッソワ峠を越えるトレッキングをした。前日は、麓のオッソワで小さなホテルに宿泊した。若い夫婦経営のホテルだった。夕食はオーナー夫妻、他の宿泊客の夫婦一組と我々3人が一緒にテーブルを囲み、手料理をおいしくいただいた。「日本からのお客は初めて」と言われた。
- トレッキング初日の朝は霧で、登るに従い晴れて来た。スキー場の登りだった。プラン・セック小屋は眺めの良い場所に有った。夕食はボウルに入った料理を取り分けて食べた。デザートのクレムブリュレが炎の付いたグラスで運ばれてきて歓声が上がった。定員約50人の小屋は満室に近かった。日本人は珍しいのとの事でノートへの記載を頼まれた。小屋のそばにはエーデルワイスが咲いていた。
- 二日目は少し遠回りして上に有る小屋を経由することにした。上の小屋ではホットチョコレートを飲んで一休みした。霧が晴れてきたので小屋の少し上の岩場で休憩した。この小屋からは国立公園のエリア内だった。小屋からの下りではアルペンローゼが花盛りだった。マーモットもたくさいんいた。20人ほどのハイカーとすれ違った。
- 二泊目のフォン・ド・オッソワ小屋は、氷河地形のカールの一番奥、峠への取付点に有り、眺めが良かった。テラスはハイカーでほぼ満席だった。空いた席を見つけワイン付セット昼食を頼んだものの、大盛りのチーズとたくさんのサラミソーセージを見て具合が悪くなってしまった。夕食は取り分けて食べる方式だった。食欲があまりなかった。チーズとスポンジケーキがデザートだった。
- 3日目はオッソワ峠越えだった。食欲が無く調子は今一歩だった。最初の登りではマーモットが多くいた。登るに従い植物は減って行き、雪も出てきた。雪の上にはアイベックスが2頭いた。やがて若いカップルに追いつかれた。ドライフルーツ(デーツ)をくれた。
- 十字架を左手に見て少し登ると峠に着いた。先着のカップルが「モンブランが見える。こんなにきれいに見えるのは珍しい」と教えてくれた。峠から約100m登ると展望ピークが有った。カップルや後から来た3人は展望ピークに登っていた。調子の出ない我々は峠で休みピークへ行くのはやめにした。
- 峠からの下りは、登りより少し険しかった。登ってくる人は多く、30人ほどとすれ違った。谷まで下ると放牧の牛が多くいた。谷沿いに下ると宿泊するロック・ド・ラ・ペッシュ小屋に着いた。この日は、食欲が無く、一日中体調が悪かった。
- 4日目はプラローニャンの町までの下りだった。放牧の牛を見ながらのんびり歩いた。プラローニャンでパスタを食べて元気を取り戻した。ホテルに泊まって体調回復を図った。