- 二日前に東京で23cmの雪が降ったので、近郊の山へスノーハイクに行くことにした。
- 橋本発のバスは雪の影響で遅れていた。通学の高校生で超満員になっていた。津久井湖観光センターで下車した時には予定より45分遅れていた。
- スパッツを付けてバス停横の急坂を登り始めた。積雪は約20cmだった。途中の分岐点を過ぎると足跡は無くなった。周囲は江戸時代に植林された杉林だった。
- 鎖の手すりの急坂を登るとベンチが有った。雪を払いのけて場所を作って一休みした。ベンチの先からは斜面を横切る登り坂になった。照葉樹林の気持ちの良い道だった。尾根に出たところが分岐点で山頂からの足跡が有った。まず、山頂とは反対側の鷹射場(たかうちば)を目指しす事にした。
- 鎖の設置された空堀らしきところを通った後、登り返すと鷹射場展望台に着いた。積雪は約20cmだった。ベンチが4つ有った。ベンチの上の雪をどけて座った。空気の澄んだ日で関東平野が見渡せた。新宿の高層ビル群やスカイツリーも見えた。昼食休憩にした。
- 分岐に戻り、反対側の山頂方面へ向かった。登山者数人の足跡が有った。すぐに「宝ヶ池」と呼ばれる小さな池が有った。半ば雪に埋もれた目立たない池だった。続いて展望台が有った。丹沢方面の展望が得られた。展望台先の飯綱神社からは下りになった。下山路の男坂との分岐点を過ぎると山頂への登りになった。
- 山頂には山名標識は見当たらなかった。積雪は約10cmだった。テーブル二つとベンチが有った。石碑の建つ3mほどの小ピークが有った。小ピークの反対側はテニスコート半面ほどの雪の広場になっていた。広場の端からは木の間に津久井湖が見えた。ちょうど道の補修作業者が作業用モノレールを使って下山して行ったところだった。
- 軽アイゼンを履き、下山を始めた。分岐までは元の道を戻った。分岐からは男坂を下った。南側斜面になり、雪は5cmほどになった。展望広場まで出ると丹沢の展望が得られた。大きなレンズのカメラを持った70歳くらいのハイカーがいた。この日出会った初めてのハイカーだった。
- 展望広場からは軽アイゼンを外し、床が木で作られたデッキの歩道を下った。緩くて幅広の道は歩く箇所だけ除雪されていた。
- 下り切ったところがパークセンターだった。管理棟の中に入って休んでいると30歳くらいの女性の管理人に山の雪の様子を尋ねられた。軽アイゼンを少し使ったことを伝えた。
- パークセンターからは、裏の公園の緩い坂を登った。尾根の反対側に出ると津久井湖の向かいの山々が見えた。緩い下り坂の歩道を下り、国道を橋で渡って津久井観光センターバス停に戻った。