- 上野原からのバスは8人の乗客だった。登山者はいなかった。終点一つ手前の御岳神社で下車した。川べりの桜が満開だった。バス停横の橋が登山口だった。対岸の登山道を登り始めた。足元にはスミレが咲いていた。
- 西尾根の分岐を見送って登っていくといったん平坦なところに出た。行く手には前山の陰に坪山が見えた。更に桧の植林と雑木林の境を尾根伝いに登っていった。やがて尾根を左手にはずれ、新緑の林の中を進んでいくと、八ツ田からの登山道と合流した。ちょうど12時の鐘が鳴っていた。
- 合流点を過ぎるとヒカゲツツジが現れだした。天狗岩の手前からは数も多くなった。天狗岩の左手を回り込み、山頂まで満開のツツジの中を歩いた。4人の登山者とすれ違った。「西尾根の方が花が多い」と言っていた。
- 山頂は木が切られ、展望が開けていた。数本切られずに残っていたアセビが満開になっていた。山頂には5人パーティと3人パーティが休んでいた。どちらも西尾根コースを登ってきたとのことだった。
- 予定を変更し、西尾根コースを下山することにした。最初は急坂でロープが数ヶ所着いていた。こちらも中腹くらいまでヒガゲツツジが満開だった。ところどころにイワウチワも咲いていた。最後、トラバース気味に進むと、行きに通った分岐点に戻った。
- 時間に余裕があったので八ツ田バス停側の登山口まで移動し、付近を歩いてみた。カタクリが満開だった。
- 帰りのバスは、途中から登山者で満員になった。15人くらい立つ人が出るほどだった。