- 青森からバスで十和田湖に向かった。途中の八甲田付近は1mほどの積雪だった。十和田湖畔の宇樽部で下車して歩き始めた。
- 集落で左に曲がり畑の畔道を進んで橋を渡るとすぐに登山口に着いた。周辺にはタンポポやニリンソウが咲いていた。
- 最初は谷の道だった。登山者が少ないのか少し草がかぶり気味だった。満開のニリンソウを踏みつけそうになりながら登った。やがて尾根の道になった。エゾハルゼミがたくさん鳴いていた。クルマバソウがところどころに咲いていた。
- ミズナラやブナ、ダケカンバの茂る尾根の道を登って行った。標高770m付近で木の間から十和田湖が見えた。一汗かいたので一休みして持参のビールを飲んだ。
- 標高770mからは登るに従い笹ヤブがひどくなった。笹をかき分けながら登った。ヤブの中で20人位の団体とすれ違った。ヤブの途切れたところではシラネアオイが少し咲いていた。ムシカリも咲いていた。
- 山頂が近付くと道が掘られて靴幅ほどになった。足元に注意しながら登った。山頂直下になると灌木帯になり十和田湖が見えて来た。ヤマザクラやムラサキヤシオが咲いていた。山頂手前で二人組とすれ違った。
- 山頂には他の登山者はいなかった。灌木越しに八甲田や十和田湖が見えた。ワインで乾杯した。
- 予定では子ノ口への道を下山するつもりだった。踏み跡を少し下ると方角が90度ほどずれてしまい雪の中に道が消えていた。自信が無くなり山頂へ引き返して往路を下山することにした。
- 下りでは笹ヤブは順方向になり歩きやすかった。笹ヤブが少なくなってからはブナの写真を撮りながら下った。登山口近くでは行きに比べてエゾハルゼミの鳴き声は減っていた。登山口では、行きよりも開いているタンポポの花の数が減っていた。
- 最後は集落の八重桜を見ながら、車道をゆっくりとバス停に戻った。