- 秦野駅からのバスは2台に増発されていた。ヤビツ峠から少し霜の付いた舗装路をやや急ぎ足で下り、登り返すと登山口に着いた。ストレッチをしてから登山道を登り始めた。
- 最初は植林が多かった。950m地点のベンチまで登ると広葉樹が増えて雰囲気の良い尾根になった。途中でオスプレイの緑のザックを担いだ初老の男性を追い抜いた。一眼レフのカメラを持っていた。振り返ると大山がきれいに三角形に見えた。
- 最初の峰、二ノ塔に着くと富士山が見えた。平地には少し雲海が見られた。一休みして出発した。木の階段が多かった。やがてほとんど休みをとらなかったオスプレイの男性を再び追い抜いた。
- 三ノ塔にはベンチとトイレが有った。富士山や南アルプス、相模湾がきれいだった。
- 三ノ塔から鎖場を下り、狭い鞍部にかけられた橋を渡った。烏尾山まで登るとベンチが有った。雲が出てきて富士山は隠れてしまった。行者ヶ岳へは鎖場が有った。少し暑くなった。すれ違いも多かった。休まず登るオスプレイの男性を2回追い抜いた。
- 行者ヶ岳からの下りの鎖場ではオスプレイの男性は我々3人の間を下っていた。鞍部からは、やや荒れた斜面の登り返しになった。
- 最後に階段を登ると新大日に着いた。小屋跡がきれいに整地されてベンチが六つほど有った。昼食休憩にした。休んでいる間にオスプレイの男性がゆっくりと通り過ぎていった。霧が出てきて展望は今一歩になっていた。
- 塔ノ岳山頂にはオスプレイの男性より遅れて到着した。約百人の登山者が休んでいた。若い人が多かった。富士山は裾野だけが見えていた。暗い雲が頭上にやってきて小雪が舞いだした。山頂標識に取り付けられた温度計は-3℃を示していた。
- 大倉尾根の下りは階段が多く、歩きやすかった。花立山荘手前で外国人に山頂までの時間を聞かれた。花立山荘では、時間が有れば暖かい豚汁やお汁粉を食べたいところだった。堀山の家は葉を落とした樹林に囲まれていた。堀山の家を過ぎると松が多くなった。
- 見晴茶屋で相模湾を見た後、最後の舗装路を下ると大倉に着いた。結局、下りではオスプレイの男性には会わなかった。一日の充実した山行に満足した。