- 初日は水の無い三方山で幕営の予定だった。水4.5リットルを持って土佐岩原駅を出発した。雨模様だった。苔むして滑りやすい岩原神社の階段の登りは、これからの変化の多い縦走を暗示させ、始まりにふさわしかった。
- 標高950m付近のイバラのヤブを通る時には雨も降ってきて先が思いやられる初日になった。1130m地点までの間でシャクナゲが咲いていた。
- 1166m峰で雨がやみ霧になった。風が気持ちよかった。約5分進むと山姥の池との標識の立つ窪地が有った。水はなかった。
- この日は三方山まで登り幕営した。テントを張り終わると雨が降り出した。電波が通じたので明日の天気を確認してから眠りについた。
- 夜の雨は明け方にはやんでいた。二日目は境界標識に従って歩いた。弘瀬山まで来ると雨が降ってきた。1327m峰で方角が分からなくなり少し迷った。古い鉄条網に沿って進むのが正しい道だった。
- 京柱峠の手前で鉄条網は無くなった。京柱峠では本降りの雨になり、この日も今一歩の登山になった。京柱峠からの展望は霧で得られなかった。
- 小桧曽山への登りになると幸い雨は小降りになった。途中の尾根コースと原生林コースの分岐では、原生林コースに向かった。古い大木が多く、ミツバツツジも咲いていた。
- 二つのコースが合流し、小桧曽山が近づくとミツバツツジの密度も高くなった。稜線の笹原に出た後は北側の花盛りのミツバツツジを見ながら小桧曽山山頂まで歩いた。
- 小桧曽山から土佐矢筈山へは笹原で本来ならば展望が良いはずだった。あいにくと霧で展望は今一歩だった。それでも北側の森が近づく毎にミツバツツジがきれいで楽しみながら歩く事ができた。土佐矢筈山山頂でようやく霧も晴れ周囲の景色を楽しむ事ができた。
- 土佐矢筈山山頂からの下り始めは登山道を無視して適当に笹原を下った。登山道に出て樹林手前で山頂を振り返ると二人の人影が見えた。登山道を通ったら会えたはずと思った。
- 結局、最初の二日間では登山者に会わず、矢筈峠にも車は無かった。トイレ近くの芝生地にテントを張った。日が差して明るい峠で明日からの三嶺への縦走に思いをはせた。
