- 初日は箕輪山を計画した。箕輪スキー場のリフト券売場で山スキーの届けを提出し、Cリフトに乗った。リフト終点は、風が強かった。しっかり着込んでスキーで登り始めた。ブッシュが多く登りにくかった。標高1600m地点まで登るとガスが出てきた。登る気力を失い下山することにした。帰りはゲレンデ最上部にある喫茶店で暖まってから下った。
- 翌朝、旧国道入口に車を置いて登り始めた。本来は林道を登るのだが、間違えて旧国道を登ってしまい、いったん引き返した。最初の沢にかかる橋をスキーを脱いで渡り、尾根を回り込んだ所で下山コースの一つ北側の尾根に取り付いた。この尾根にはスキーの跡は無かった。
- 標高1140m付近まではゆるい登り坂だった。1140mを過ぎると急になり、尾根も狭くなった。最後はスキーをかついで標高1250m地点まで登った。
- 1250m地点からは、しばらくゆるい勾配が続いた後、再び急坂になった。今度は尾根が広かったのでスキーを履いたまま斜めに登ることができた。1470mまで登ると樹林帯の上に出て展望が開けた。
- 1470m地点から稜線に出るまでの間では見事な樹氷が見られた。稜線に出る手前で箕輪山方面からスキーヤーが5-6人やって来るのが見えた。
- 鉄山避難小屋の外側は、すっかり氷に覆われ真っ白になっていた。風が強いので小屋の風下側で休んだ。スキーヤーが5-6人いた。鉄山山頂方面にもスキーヤーの人影が見えた。
- 風が強いのでフードのしっかりした上着を着込み、サングラスを飛ばされないようザックにしまい込んで鉄山まで登った。鉄山山頂は風が強かった。雪が飛ばされ少し地面が見えていた。山頂の東側は少し風が和らぐので座って休む事ができた。
- シールを外しスキーで下り始めた。鉄山避難小屋までは風にあおられながら慎重に下った。避難小屋からは西尾根を滑った。最初のブッシュ帯を過ぎると無木立の斜面になり、軽快に下った。10人ほどのスキーの跡が有った。尾根は広く自由に滑ることができた。ブナの疎林や無木立の緩斜面などが次々現れた。急坂の手前、1060m地点で最後の休憩をして名残を惜しんだ。
- 木立の多い急坂を縫うように滑り林道に出た。沢でスキーを脱ぎ、担いで車の所に戻った。途中、朝の尾根取り付き点のスキー跡は消えかかっていた。旧国道入口ではスキーヤーが10人ほど休んでいた。