- 武州日野駅で下車したのは我々だけだった。今回は4人グループだった。車道から林道へと歩いて行った。曇り空で少し霧がかかっていた。湿度が高く暑かった。ミンミンゼミが鳴いていた。
- 登山道に入って15分程進むと沢が近づいてきた。下りやすくなった所で河原に降り立った。今まで暑くて玉の汗だったのに、河原はひんやりして心地よかった。沢靴に履き替え、気持ち良く冷たい水につかった。
- 入渓点のすぐ上の1m滝は左側を巻いた。その後は苔むした岩の間の水流を進んで行った。次々と小滝が現れた。前回よりも水量が少なく、小滝も楽に登る事ができた。水が泡立ち底が見えない釜は足探りで進んだ。速い流れでは足に水圧を感じながら登った。
- 登山道が交差した所で小休止した。更に登ると2段3mの滝が有った。前回巻いた滝は水流のすぐ脇を直登する事ができた。
- 最後尾を写真を撮りながら登っていると、先頭2番目のAさんが水の中に上半身を浸けて動いていた。何か楽しんでいると思ったら転んだとの事だった。水流の音で転んだ音に気づかなかった。Aさんは立ち上がると、何事もなかったかのように続きを登り出した。
- 次の2m滝は直登すると頭から水を浴びそうなので左側を巻いた。やがて林道のガードレールが見えてきた。変化に富んだ沢を十分楽しんだので、前回同様、林道終点で早めに終了することにした。靴を履き替え林道に上がってシートを敷いて昼食休憩にした。
- 帰りはミンミンゼミの鳴き声を聞きながら林道から車道へとゆっくり歩き駅に向かった。駅に着く頃に晴れてきて日差しが暑くなった。