- 東吾野駅出発時は小雨が降っていた。レインウェアの上だけを着て歩き出した。
- 材木置き場の横を通った後、しばらく林道を登った。やがて分岐から山道に入って尾根に出た。植林帯の登りだった。尾根途中の眺めの良い場所で一休みした。山頂方面が見えた。
- 植林の尾根道を登って行くと、作業者3人と会った。ツバキが少し咲いていた。更に尾根を登って行くと、天覚山山頂に着いた。ベンチが4つ有った。東側が開けていたものの、霧雨で展望は得られなかった。
- 一休み後、桧植林の稜線を進んで行った。霧雨は降り続き木からは雫が落ちてきた。「センゴ山」と書かれた小さな標識の有るピークを過ぎて少し進んだ所で次の休憩をした。休んでいると小柄な若い女性二人組が前方からやってきた。すれ違う時に「初めて人に会った」と驚いていた。
- 休憩後、稜線を更に先に進んだ。ツバキの花が咲いていた。後ろからトレイルランナーがやってきて足早に抜いていった。やがて大岩に着いた。上に登って一休みした。周囲は植林に囲まれていて展望は無かった。雨はようやくやんできた。
- 稜線を進んで行くと大高(おおたか)山への登りになった。急だった。左側に広葉樹が少し出てきて、勾配が少し緩くなると大高山山頂に着いた。山頂は狭かった。南西方向が開けていた。雨は上がったものの、あいにくと雲がかかって展望は得られなかった。
- 大高山の山頂標識前にシートを敷いて、気分良くウイスキーのお湯割りを飲んで休んでいると、意外にも5人組がやってきた。山慣れた感じの女性グループだった。山頂標識前を空けようととしたら「良いですよ」と言って、少し下がった所まで進んで休んでいた。我々がゆっくり休んで出発する頃には5人組は立ち去った後だった。
- 雨はすっかりやんだのでレインウェアは脱いで歩き出した。大高山からの最初の下りは急だった。やがて緩い上り下りの道になった。途中で林道を横切った。前坂からは下りになった。下からは電車の音が聞こえてきた。吾野駅近くではジグザグの山道になった。
- 吾野駅に着いたときは思いの外疲れていた。久しぶりの山登りで雨でも気持ちが良い一日だった。結局この日に会ったハイカーは8人だけだった。