- 初日は尼ヶ禿山だった。出発点の玉原センターハウスには7-8台の車が停めてあった。
- 最初の林道歩きでは道脇にツリフネソウやアカマンマが咲いていた。研修施設の裏から登山道に入った。好天のブナ林は気持ち良かった。足下にはブナの実がたくさん落ちていた。あちこちにキノコが生えていた。静かな森だった。2人の登山者とすれ違った。
- 山頂直下まで登ると南側の展望が開け玉原湖が見えた。山頂にいた登山者2人は入れ違いに下山して行き我々だけになった。風が心地良かった。日差しが強かったので木陰に入って昼食休憩にした。
- 下山は稜線を南へ向った。登山者3人とすれ違った。アスナロの木が出てくると迦葉山との分岐に着いた。涼しい木陰で一休みした。
- ブナ林を下り玉原湖畔に出た。武尊山は山頂が雲の中だった。湖畔の道をセンターハウスへ戻った。
- 下山後は、川場村の道の駅に寄り、赤ワインと,ミニトマト、シシトウなどを購入して桐の木平キャンプ場に向かった。平日とあって広いサイトの宿泊は我々だけだった。購入した野菜や持参のさつま揚げ、ゴーヤをおいしくいただきながらゆっくりと過した。
- 翌朝は霧雨が降っていた。この日は鹿俣山の予定だった。玉原センターハウスに着くと3人組が先着していた。「雨になっちゃいましたね。これからコースを決めるんです」との事だった。
- 最初は沢沿いの登山道で木道が敷かれていた。やがてスキー場のゲレンデを横切り夏休み期間のみ営業のキャンプ場に着いた。周囲はブナ林で足下にはブナの実がたくさん落ちていた。
- 尾根に出るとブナ林が続いた。雨はやんだものの霧が濃くなってきた。スキー場のゲレンデを少し通った後、再びブナ林に入った。シャクナゲ群生地の小ピークを越えるとダケカンバの森になった。
- 山頂は晴れていた。すぐ下まで霧が迫り、展望は得られなかった。日差しが強かったので木陰で休んだ。しばらくすると少し霧がとれてきて武尊山山頂方面の稜線がうっすらと見えて来た。
- スキー場ゲレンデまで下ると駐車場で会った3人組とすれ違った。「早いですね」と言われた。さらに下るとブナの生える平坦地のブナ平に着いた。登り返した長沢の三角点は樹林に覆われ狭かった。
- 林床にキノコの生えるブナ林を下っていくと玉原湿原に出た。木道が敷かれた湿原は半ば霧に覆われていた。ウメバチソウやタムラソウが咲き、シダは早くも紅葉が始まっていた。秋の気配が漂う湿原を楽しみながらゆっくり歩いた。下山後は、再び道の駅に寄り、お土産にナスとトマトを購入した。
- キャンプとハイキングを楽しむ事ができた二日間だった。