- 今回は5人のグループだった。終点の名郷(なごう)では10人程の登山者がバスから下車した。武川岳に向ったのは我々だけだった。
- 雲の多い晴れだった。風が涼しかった。木漏れ日が心地良かった。石灰岩の岩の多い急坂を登り、尾根に出たところで一休みした。採石場との境界を示す金網の間から伊豆ヶ岳付近の尾根が見えた。
- 尾根を一登りすると天狗岩に着いた。男坂と女坂に分れていて男坂を登った。白い石灰岩の岩場が長さ100m近く続いた。岩の間を縫うように登った。周囲は緑がきれいだった。女坂と合流すると岩場は終わった。Aさんは「楽しかった」と言っていた。少し登ると前武川岳だった。広葉樹の森に覆われていた。
- 登山者4人とすれ違うと武川岳山頂に着いた。誰もいなかった。ベンチを占領して昼食休憩にした。少し西に下った所には白いズミが咲いていて、花びらがたくさん地面に落ちていた。
- 武川岳山頂から蔦岩山までは緩い登り下りが続いた。ヤマボウシやズミが咲いていた。蔦岩山からは木の枝につかまりながらの急な下りになった。コアジサイが咲いていた。急坂が終わると林道に出た。一休みした。Aさんは怖かったと言いつつも楽しめた様子だった。
- しばらく林道を進み、焼山入口から再び登山道に入った。コアジサイが少し咲いていた。急坂を登ると焼山山頂で武甲山が見えた。回りではウグイスが鳴いていた。
- 焼山からは登り下りの多い稜線を進んだ。雄岳への登りは少し急だった。雄岳山頂は風が吹き少し涼しかった。雄岳からの下りも少し急だった。
- 雌岳には右手から巻いて登った。雌岳山頂は風が涼しかった。後は下りだけになった。ほっとして、おやつ休憩をした。Aさんからはマシュマロをいただいた。
- 雌岳からの下りは長いロープの付いた斜面だった。手袋をし、一つのロープに一人ずつつかまって間隔を開けながら下った。下り終わるとBさんは「楽しかった」と言っていた。谷筋に出るとすぐ水が出てきた。前回4月に来たときよりも水が豊富な様子だった。標高約500mまで下り水場で休んだ。
- 道の駅に詳しいCさんが、下山後の「あしがくぼ道の駅」には名物の「みそポテト」が有ると教えてくれたので、水場からは道の駅を目指して頑張って下った。無事、閉店の40分前に着き、半額になった「みそポテト」と秩父のカエデサイダー、ビールを購入し、外のベンチに座って祝杯を上げた。