- 信濃川上駅に今回の参加者11名が集合した。車に分乗し登山口に向かった。駅近くでは桜がきれいだった。町はずれに来ると一面の高原野菜の畑になった。シーズン前なのか畑には黒い地肌が広がっていた。畑が終わると別荘地に入って行った。
- 別荘地の一角に登山口は有った。登山口駐車場には先行者の車が1台駐車してあった。標識に従って別荘地の車道を歩き始めた。しばらく登ると標識の付いた尾根の取り付き点に着いた。
- 尾根は一直線の登りで急だった。途中で林道を横切った。少し岩が混ざる登りだった。周囲は葉を落としたミズナラの森だった。芽吹き前の木の幹の間からは八ヶ岳や南アルプスが見えた。山頂付近に雪が積もっていた。やがて瑞牆山も木の間に見えてきた。
- アカマツが出て来て急登が終わると山頂に着いた。快晴だった。広くて開けた山頂だった。周辺にはシラカバも少し生えていた。振り返ると目の前に八ヶ岳が見えた。南アルプス、中央アルプスの他、少し下がったところからは富士山も見えた。他の登山者はおらず、我々だけで山頂は独り占めだった。スパークリングワインで乾杯し、さつま揚げをご馳走になりながら昼食休憩にした。
- 下山は南峰を経由することにした。南峰方面へ少し進むと展望の良い岩場に出た。金峰山や瑞牆山が見えた。送電線が少し邪魔だった。
- 登り返すと南峰に着いた。周囲にはダケカンバが少し生えていた。展望が良く、今まで見えなかった北方の男山の展望が得られた。南側には瑞牆山と富士山が見えた。50歳位の夫婦の登山者がいた。大人数の我々が着いてやかましくなったせいか、入れ違いに高登谷山本峰の方に出発していった。
- 南峰からの下りは少し急だった。しばらく下ると前方の木の間に天狗岩が見えた。手も使って3mほど登り返すと天狗岩に着いた。富士山や瑞牆山の展望が良かった。
- 天狗岩から下って行くと、やがて谷間の道になった。落ち葉の積もったミズナラの森だった。最後に別荘地の間の道を下ると車道に出た。車道を少し下り、出発点の登山口駐車場に戻った。
- この日は好天に恵まれた楽しい一日だった。山中では登山者二人に会っただけだった。