- 初日はKnoxvilleからNewfound Gapへ予約のシャトルサービスで向かった。途中で燃料を購入した。Newfound GapからはIcewater Spring Shelterまで登り、荷物をBear Cableに吊るしてからCharlies Bunionまで行った。日帰りハイカー大勢とすれ違った。白い小さな花(Spring Beauty)と黄色いカタクリ(Trout-lily)がきれいだった。Charlies Bunionは岩場で眺めが良かった。Icewater Spring Shelterに宿泊した。
- 二日目はNewfound Gapまで戻ってから反対側に向かった。八ヶ岳の針葉樹林帯のような雰囲気の所を登って行くとMt Collins Shelterに着いた。Bear Cableには食料だけを吊し、ザックはShelter内の釘から伸びる紐にぶら下げた。
- 三日目、Mt Colins先の鞍部付近は針葉樹が少なく明るい雰囲気だった。登って行くと再び針葉樹林帯になり、展望台の建つClingmans Domeに着いた。ハイカーが10人位休んでいた。360度の展望だった。Clingmans Domeからの下りは木が低くなり、時々視界が開けた。所々にTrout-lilyが咲いていた。宿泊したDouble Spring Gap Shelterのそばには鹿がいた。
- 四日目は、霧の中、Silers Bald Shelterまで歩いた。Shelterに荷物を置いて、Hasel Creek Cascade(滝)を往復した。三つ目の徒渉点を過ぎたところで左手の踏み跡へ進むところを、13個目の徒渉点手前まで進んでしまった。3箇所は靴を脱いで徒渉した。戻る途中で正しい道に気付き滝に行くことができた。Shelterに戻る途中で雷雨になり25分程停滞した。
- 五日目は雨だった。水たまりにも新緑が映ってきれいだった。途中で軽装の40歳代の女性3人組に追いつかれた。朝、Clingmans Domeを出発してきて「ここで1/3だ。ダムまで行く。」と言っていた。日本からだと伝えると「Welcome to our playground.」と歓迎してくれた。夕方は晴れたので宿泊したDerrick Knob ShelterではShelter前の草地で夕食を食べた。
- 六日目、宿泊者に「オハヨウゴザイマス」と日本語で挨拶され出発した。朝日の影がきれいだった。アゲハチョウが舞い足元には小さな青い花(Thyme-leaved Bluets)が咲いていた。Rocky Topは展望が良く7-8人が休んでいた。40歳位の女性が「Rocky Top」と言いながらパノラマムービーを撮っていた。最後に芝生の庭のように美しい森を通りSpence Field Shelterに着いた。同宿の50歳台の女性に2日後に宿泊予定のBirch Spring Campsiteには熊がいたと教えてもった。
- 七日目、新緑の森を進んだ。キツツキの音があちこちでした。途中のRussell Field Shelterで会った45歳位の女性は「もう通ったので使わない」と、この先のトレイルのガイドページを破って譲ってくれた。Mollies Rigde Shelterで宿泊した。
- 八日目、コマドリに似た声の鳥が鳴く森を歩いて行った。足元にはハクサンフウロに似た花が咲き、ドングリが落ちていた。途中で会った30歳くらいの男性は目の前でTシャツを脱いで「暑いから」と袖をナイフで切り落としていた。別れ際、10mほど歩いたところで振り向いて「日本語でGood-byは何と言うか」と聞かれたので「サヨナラだ」と教えてあげた。サヨナラと日本語で挨拶して明るく去って行った。Birch Spring Campsiteのテントは5張りだった。荷物はBear Cableに吊した。夜間、テントの回りに熊の足音がした。
- 最終日、広葉樹林帯を下って行った。幹はまっすぐで樹高は約30mだった。Shuckstack Mtnには火の見櫓が残っていて、てっぺんからの長めが良かった。必要以上に高かったので同行者は上まで登ってこなかった。しばらく下るとBlack Bearの親子が木の上にいた。母熊はヒグマほどの大きさだった。最後はFontana Damの上を通ってビジターセンターに着いた。Fontana ShelterとHike Innに1泊ずつしてからKnoxvilleに戻った。