- 前日は野反湖キャンプ場で幕営した。涼しくて快適だった。テントは10張りほどだった。
- 翌朝は快晴だった。堂岩山から八間山へと野反湖東側の山を周回する予定で出発した。
- 白砂山登山口で若い男性登山者に「先月、雷が鳴り雹が降ってきて諦めたので、今回は白砂山のリベンジです」と言われた。男性に続いて登り始めた。渡渉点では山慣れたカップルに抜かされた。
- ブナやダケカンバなどの広葉樹林が続いた。地蔵峠には脇に石地蔵が有った。
- 堂岩山山頂はシラビソが多かった。トンボがたくさん飛んでいた。木の間から白砂山が見えた。白砂山への稜線は展望が良さそうで、いかにも我々を招いている感じだった。予定より2時間近く早く着いた事もあり、魅力的な稜線に惹かれて、我々も白砂山に向かうことにした。
- 潅木と笹の稜線だった。小さな池を過ぎ、登山者13人とすれ違った。猟師ノ頭もトンボが多かった。
- 鞍部を過ぎるとニッコウキスゲやハクサンフウロが咲いていた。登山者2人とすれ違った。もうすぐ山頂という所では登山口付近で会った3人が下山して来た。リベンジの男性から「あれっ、やっぱり来たんですか」と言われた。山慣れしたカップルには「山頂あけておきましたよ」と言われた。
- 山頂には誰もいなかった。日差しが強くトンボがたくさんいた。東へたおやかな県境稜線が続いていた。休憩後、後ろ髪を引かれる思いで下山を開始した。堂岩山までで登山者4人とすれ違った。
- 堂岩山からは予定の周回コースに入った。笹原で眺めが良かった。やがて雷の音が聞こえてきた。足早に小さな峰々を次々と通過した。八間山では、雷を避けて少し下がった樹林帯で休んだ。
- 幸いにも雷は遠ざかり、雨にはほとんど降られなかった。池ノ峠からは遊歩道を通って下山した。ビジターセンターでシャワーを浴び、テントに戻ってビールで乾杯し、ゆっくりと疲れを癒やした。
- 最終日は野反湖の周りの山を一周することにした。池ノ峠までは車道を近道した。池ノ峠では草刈りを始めようとしていた男性がいた。八間山から先は刈払い済みとの話だった。
- 鳥の声を聞きながら登って行った。八間山山頂は日が当たり暑かった。トンボが多かった。八間山からは笹原の下りで刈払いされていて歩きやすかった。所々にクルマユリが咲いていた。
- 野反峠付近はニッコウキスゲやハクサンフウロがきれいだった。弁天山は日差しが強くて休んでいられなかった。樹林帯を下っていくとエビ平だった。日影は虫が多かったので日なたで休んだ。
- エビ山への登りは少し急だった。山頂は広くて平らだった。脇にショウブが咲いていた。エビ山からの下りで雨になった。いったんやんだもののキャンプ場では、雷雨の中、テントを撤収した。