- 神津島行きのサルビア丸を式根島で下船した。下船者は約20人だった。宿に電話して港まで迎えに来てもらった。
- 宿に荷物を置いて歩き始めた。良い天気だった。遊歩道はよく整備されていた。照葉樹の森を進むと 中の浦海水浴場に着いた。暖かくて気持ちの良い海岸だった。ベンチとテーブルが有ったので座って休んだ。ちょうど神津島から戻ってきたサルビア丸が見えた。
- しばらくマツ、ツバキ、シャクナゲの森を進んだ。やがて岩場になって見晴らしが良くなると神引(かんびき)展望台に着いた。海がきれいだった。すぐ上の丘には「丸山の方角石」との表示が有った。丘の反対側で風を避けながら昼食休憩にした。昼食後、隣の丘のケルン横から踏み跡を登って標高99mの三角点まで行ってみた。ここが付近では最も高い場所だった。潅木の間を吹き抜ける風が冷たかった。
- 高さ4mほどのマツやツバキの樹林を進むと、島の西端近くの唐人津城(とうじんづしろ)に着いた。木の板を敷き詰めたウッドデッキが有った。標識が立つ場所から更にガレ場の中の踏み跡を進むと、海の絶壁近くの岩場に出た。吹き付ける風が強かった。海は太陽の光を反射して輝き、その先には神津島のシルエットが見えた。
- 次の隈の井は潅木に囲まれた火口のような窪地だった。ベンチが2箇所に有ったので座って休んだ。風が少し有った。
- 隈の井からは少し道幅が広くなった。マツと照葉樹の森を進むと御釜湾(みかわわん)第一展望台に着いた。二層になった立派な展望台だった。下にはベンチが有った。第二展望台を通過すると、すぐにベンチの有る第三展望台に着いた。展望台の上からは夕陽のまぶしい海が見えた。神津島が見えた。
- 浜ん津城(はまんづしろ)へ向かう遊歩道は途中で分岐していた。下ると海岸に出た。上へ登ると岬に出た。岬からは海の眺めが良かった。
- 車道を少し歩くと地鉈(じなた)温泉の入口に着いた。谷間になった歩道を下ると岩の海岸にわき出る温泉に着いた。海水と混ざり合って適温になった所を探して入る温泉だった。説明板には水着を着て入るよう注意書きがされていた。水着は持っていなかったので足だけ浸かって温泉気分を味わった。暖かくて気持ちよかった。
- 山道を少し登ると足地山(あしじやま)展望台に着いた。海の展望を楽しんだ。更に歩道を下って海岸に出ると足付(あしつき)温泉に着いた。汐の関係か少しぬるかった。車道を歩いて宿に戻った。
- 二日目は島の東側を時計回りに回った。鯛の養殖場を過ぎると高森観音に着いた。横の急な階段を登ると昔の灯台が有った。木に囲まれて展望は無かった。
- 高森観音の先で神社横の歩道を下ると海岸に出た。ちょうど新島を出航して式根島に来るサルビア丸が見えた。
- 車道まで戻って先へ進むと小の口(このくち)公園に着いた。鯨の石像が有った。海がきれいだった。更に車道を少し登ると、ぐんじやま展望台に着いた。展望台の上にはベンチが有ったので座って持参のコーヒーを飲みながら休んだ。
- 海水浴場の白石川海岸を通り、島の中心部へと戻って行った。最後にみやげ物屋に寄って海苔とアシタバ蕎麦を購入し、楽しい二日間のハイキングを終えた。