- 北沢峠で幕営のつもりがポールを忘れていたので薮沢小屋泊に変更した。北沢峠からシラビソの森を登り始めた。
- 多くの下山者とすれ違った。ルリビタキやメボソムシクイが鳴いていた。五合目から薮沢小屋へ向かう道では沢をいくつか渡った。雪渓の残っている沢も有った。
- 薮沢小屋の宿泊は6人だった。小屋前のベンチで森の静けさを楽しみながら夕食を食べ、暗くなるまでくつろいだ。
- 二日目は明るくなるとすぐに出発した。馬ノ背ヒュッテまで登ると大勢の登山者が出発準備をしていた。ダケカンバの森を登りハイマツ帯になると視界が開け山頂が見えた。仙丈小屋までの間にはクロユリが咲いていた。キバナノコマノツメを眺めながら小屋から一登りすると稜線に出た。稜線にはミヤマダイコンソウが咲いていた。
- 山頂には約20人の登山者が休んでいた。甲斐駒や北岳の展望を楽しんだ。足元にはイワベンケイが咲いていた。
- 山頂から小仙丈ヶ岳への下りは、次々登ってくる人とのすれ違いで時間がかかった。小仙丈からの下りでガスが出始めた。ナナカマドの花を見ながら下り、樹林帯に入った。鳥の鳴き声を楽しみながら、ゆっくり下山した。