- 武蔵五日市からのバスは3台に増発されていた。3台目に乗って座ることができた。
- 笛吹(うずしき)入口でバスを下車して登り始めた。石仏を見ながら車道を登った。近道の歩道に入ると草深くなり草の実がたくさん服に付いた。
- 再び車道に出て、わずかに登ると登山口に着いた。登山口からは植林の登りになった。小鳥が鳴き、青空が出てきた。暑かったのでTシャツ1枚になった。笛吹峠分岐までは時々視界が開け大岳山が見えた。木の枝のしずくで服が濡れた。
- 笛吹峠分岐からは登山地図の赤破線の道になった。少し道が分かりにくくなった。登山者には会わなかった。広葉樹が増えてきて気分は良くなった。
- 笹尾根の縦走路と交差してわずかに進むと丸山山頂に着いた。登山者が二人休んでいた。樹林に囲まれ展望は無かった。少し紅葉が始まっていた。シートを敷いて昼食休憩にした。
- 途中までサンドイッチを食べた頃に、若い登山者がやってきて「小さな虫がいっぱいいます。下に食べ物を置いておくと虫がたかってしまいます」と教えてくれた。シートの上には1mmもない小虫がたくさん飛び跳ねていた。慌ててサンドイッチを持ち上げた。
- 昼食後は尾根を西に向かった。広葉樹と針葉樹の混ざる森だった。笛吹峠を通り、上り下りしながら少しずつ標高を上げた。歩く人も少しはいて4-5人の登山者とすれ違った。
- 大羽根山との分岐は稜線をわずかに巻いた所に有った。笹尾根を離れて大羽根山に向かった。こちらの方が登りに取った道より歩きやすかった。広葉樹も多かった。木には名前が所々に付けられ、ベンチも数ヶ所に有った。所々で三頭山が見えた。
- 緩い下りの後、わずかに登り返すとベンチの有る大羽根山山頂に着いた。展望板が据え付けられていた。木の枝が伸びて良い展望は得られなかった。
- 大羽根山からの下りは広葉樹の多い森だった。時々三頭山が見えた。泥の水たまり(ヌタ場)が有った。ゆっくりと歩き、浅間尾根登山口へ下山した。
- バス停には約5人乗客がいた。増発バスに乗り込んで武蔵五日市駅に戻った。
- この日は静かな山歩きを楽しむ事ができて、それなりに満足した。