- 「せいわ温泉」に車を置き、登山口へ向かった。登山口手前に1台車が停まっていた。5分ほどで登山口に着いた。登山口は分かったものの登山道が見つけられなかった。やむなくもう一つの登山口、雨煙別へ移動した。
- 雨煙別登山口から車で林道に入ると急坂になった。砂利に車輪が空転したのでバックして林道の入口に車を停めた。帰りの林道歩きは暗くなる事を覚悟して登り始めた。
- 長い林度歩きは後半になると少し展望が開けた。左手に三頭山が見えた。振り返ると幌加内の町が見えた。
- 林道終点が丸山分岐と呼ばれるところで四輪駆動の車が1台駐車してあった。本来歩くはずだった「せいわ温泉」からの登山道が合流していた。休んでいると男女の5人組が下山してきた。往復どれくらいかかったか尋ねたところ「登り2時間半、下り2時間」との事だった。「今からですか」と言われながら登りだした。
- ダケカンバなどの樹林帯だった。見晴台手前で単独行とすれ違った。見晴台からは稜線の右側の展望が良かった。
- しばらく登り下りが続いた後、急な登り坂になった。やがて木が少なくなりお花畑になった。エゾシオガマなどが咲いていた。お花畑が終わりに近づいたところに「胸突き八丁」の標識が有った。
- 勾配が緩くなり灌木帯になった。第一ピーク、第二ピークと越えると山頂直下の雪田になった。雪田に出るところが少し笹薮になっていた。
- 山頂は360度の展望だった。日本海がきらきら光っていた。遠くに利尻がうっすらと見えた。時間が許せば長い時間休んでいたいところだった。15分休んだだけで名残惜しい山頂を後にした。
- 下りのお花畑は、すでに日陰になっていた。見晴台へは西日の木漏れ日の登り返しになった。森の中からクロジの鳴き声が聞こえてきた。丸山分岐には日のあるうちに到着した。
- 長い林道を歩くうちに暗くなってきた。最後はかろうじて懐中電灯無しで歩ける暗さになり、ようやく車のところにたどり着いた。