- 前日、新函館北斗からの特急が踏切での事故で運休になった。仕方なくバスで札幌に移動した。
- 当日は良い天気だった。バス停から雪の少し積もった車道を登ると登山口で、車が数台停まっていた。トレースがしっかり付いていたので、つぼ足で登る事にした。準備している間に2-3人が登って行った。人気の有る山らしかった。登山口脇の棚にストックが数本吊るされていた。やがて下りてきた人が持っていたストックを吊るしていた。どうやらストックは自由に使って良いらしかった。
- 斜面を登るとすぐに尾根に出た。「二の坂」などと標識が有った。数人の登山者とすれ違った。分岐から斜面をジグザグに登る道に入った。しばらく登ると立ち止まって木を見上げている人達がいた。何事かと見上げるとリスがいた。
- あずまやの有る分岐で左折すると、すぐに三角山山頂に着いた。山頂標識と雪の中から掘りおこしたベンチが二つ有った。風も無く穏やかだった。青空が広がり白い札幌市街地と海がきれいだった。時々登山者が登ってきて、すぐ下山して行った。
- あずまやまで戻り奥三角山への縦走路に入った。最初の急な下りが終わると稜線歩きになった。時々登山者とすれ違った。ジャンプ台の有る大倉山は樹林の中で、すぐ下にリフト終点が見えた。
- 大倉山の先でワカンを履いた女性に追いつかれた。札幌の人で「赤坂山を通ってきた。この雪は昨日の朝までに降ったもので30cm位積もった」と言っていた。奥三角山への登りは直登コースと緩いコースに分れていた。女性は直登コースを登って行った。
- 緩いコースは斜面を横切って進む道だった。やがて明るい尾根に出た。尾根を登って行くと山頂直下で直登コースを登ってきた女性と出会った。女性に一歩遅れて山頂に立った。良い天気で先ほどまでいた三角山がよく見えた。風はなく暖かだった。西側に少し雪雲が見えた。
- 展望を楽しんだ後、女性に続いて山頂を後にした。すぐ雪が降ってきた。大倉山との鞍部で「こちらに行くとフクロウがいます。見に行きますか」と女性に聞かれた。4-5分行ってみると木のウロにエゾフクロウがじっとしていた。「いつもここにいるんです。昼間はじっとしています。毎年来るんです」と女性が教えてくれた。男性が下りてきたのでフクロウの場所を教えてあげると「フクロウを見るのは初めてなんです」と喜んでいた。女性とは大倉山で分れた。
- 帰りは三角山を巻いて下った。いつの間にか雪はやんでいた。登山口まで下る途中、14時近くでも登って来る人が多かったので驚いた。