- 千平(せんだいら)駅から歩き出した。良い天気だった。少し登ってネギ畑に出ると正面に鍬柄岳の岩峰が見えた。
- 杉植林に入ると登山口に着いた。「鍬柄嶽阿夫利大神」と書かれた神社が有った。ぎんなんの実がたくさん落ちていて匂いが立ちこめていた。神社からは杉植林を登って行った。冷たい風が吹いていた。
- 緩く登って行くと鍬柄岳の基部に着いた。三点確保しながら100m程の長い鎖で岩を斜めに登った。稜線に出たところからは高度感の有る岩の上を進む道になった。鎖を頼りに慎重に岩の上を進んだ。
- 山頂には小さな祠が有った。360度の展望だった。風が強かったので岩陰で休んだ。
- 下りも岩を向き続ける感じで三点確保しながら慎重に進んだ。登りより時間がかかって基部まで戻った。
- 鍬柄岳基部を左から巻いた後は、植林帯を大桁山に向かった。林道と交差し、右からの登山道を合わせたところから少し下りになった。下り終わると本格的な登りになった。
- 最後の急坂の階段を登ると大桁山山頂に着いた。木が茂り今一歩の展望だった。ベンチが五つ有った。時間が有ったのでベンチの上に横になり昼寝をして休んだ。
- 下山は虻田(あぶた)に向かった。林道に出るまで緩い下りだった。ホオの落ち葉や栗のイガがたくさん落ちていた。
- 林道は草深い所が有った。草の実がたくさん服に付いた。採石場の横まで来ると林道は沢水で深さ1.5m程えぐられていた。正しい道か不安を感じながら下った。無事、通過できてほっとした。
- 虻田でバスを待っていると、幟を立てた台車を引きながらパン屋さんがやってきた。「クリームパン食べませんか」と言われたので購入して食べた。おいしかった。「アイスクリーム有るんですか」と聞くと「夏はアイスクリームも有ります」との事だった。
- この日は好天に恵まれ、西上州の岩山を楽しめて満足した。