- 曇り空だった。最初は舗装路で周囲はサトウキビ畑だった。花が咲いている所ではアサギマダラが飛んでいた。森に入るとヘゴノキが多かった。
- 峠になっている登山口には車が2台有った。右へ林道を進むとすぐ終点で軽自動車が2台駐車してあった。沢を渡り登山道に入った。
- 赤土の道だった。滑りやすい所はコンクリートブロックで固めてあり整備されていた。少し開けた所を過ぎると滝への分岐が有り左脇に入ると高さ約10mの滝が有った。
- 滝から登ると下山してきた登山者3人とすれ違った。雨が降り出し約20分でやんだ。「最後の水」の表示のすぐ上で鞍部に出た。鞍部からの登りでは濡れた笹が体にかぶりTシャツがずぶ濡れになった。山頂手前で平坦になってくるとツワブキがたくさん咲いていた。
- 山頂にはアンテナが有り、3人が作業をしていた。アンテナ横の登山道を奥に進むと三角点が有った。更に踏み跡を進むと、笹に囲まれて直径1mほどの丸い岩が有り山頂標識が有った。岩の上に登ると周囲の海が見えた。少し霧で霞んでいた。
- アンテナに戻り下山口の先へ進むと、コンクリートの崖に出て見晴らしが良かった。風も避けられたのでシートを敷いて昼食休憩にした。前日登った野底岳が霞んで見えた。
- 下山は往路を戻った。滑りやすいので手袋をつけてゆっくり下った。笹は登りの時よりも乾いていて歩きやすかった。手袋はほとんど濡れなかった。
- 滝ではスペイン語を話す背の高い男性が登ってきた。スマートフォンで罠にかかったイノシシが暴れている動画を見せながら「ポークがいた」と伝えてきた。駐車場で見たらしく、ほっておけば良いことを伝えた。彼は滝を見た後、山頂へ登って行った。
- 滑りやすい道をゆっくり下った。最後の流れで靴を洗った。更に登山口に出てから残った水で靴底も洗った。登山口には車は無かった。
- 峠からバス停までの間にも猪を見た男性の車は無かった。どうやら峠の反対側に停めたようで、捕まった猪も見ることはなかった。バス停に着く頃に青空が広がってきた。
- この日会った登山者は4人だけだった。