- 原木駅で下車して住宅地の中を歩き始めた。やがて狩野川に出て橋を渡った。少し風が強かった。快晴で富士山や天城山が見えた。渡り終わったところで左に曲がり狩野川沿いに登山口へ向かった。土手の車道は交通量が多かった。
- 登山口には車が1台停めてあった。登山口からの最初の登りはコンクリート舗装されていた。20mほど登った所に鳥居と社が有った。鳥居の手前を右に曲がると本格的な山道になった。竹藪の切り開きだった。やがて照葉樹林中心の森になった。風がゴーゴーと鳴った。
- 最初のピークの茶臼山は最高点を過ぎて少し下ったところが広くなっていて山頂標識が有った。茶臼山から大嵐山にかけてはロープの張られた急な下りと登りがあった。
- 大嵐山山頂は公園になっていた。登山者が数人いた。富士山が良く見えた。標識には「日守山」と書かれていた。最高点の展望台周辺にコンクリート製のベンチが据え付けられていた。少し富士山寄りに下がったベンチで風を避けながら昼食休憩にした。ベンチには最初は前日の雨の水が少し残っていたが、休んでいるうちに乾いてきた。登山者が次々北側の登山道から登ってきた。昼食後、展望台に据え付けられていた望遠鏡で三島の我が家を探した。富士山の斜面に目を転ずると肉眼では分からなかった荒々しい斜面が見えた。
- 大嵐山の公園の柵の切れ目から大平山へと向かった。照葉樹中心の森で歩きやすい道だった。一箇所で南側の展望が開け伊豆長岡方面の山が見えた。地形図の219m付近まで進むとアオキの赤い実が多かった。新城分岐には大きな岩が有った。休んでいたら突然アンテナを付けた猟犬が現れてびっくりした。
- 新城分岐からは岩が多くなった。岩を縫うようにして歩いた。最初の下りの梯子は2本有って複線になっていた。
- 標高250m地点の岩からは南北の眺めが良かった。風も無くて休むにはちょうど良かった。岩から大平山への途中には梯子の下りが一箇所有った。
- 急坂を登りつめると大平山に着いた。標識には山名に「おおべら」とのふりがなが書かれていた。ベンチが2個有り、一方には女性登山者が二人休んでいた。もう一方のベンチに座って休んだ。北側は植林に覆われていた。南側は木の間から海がまぶしく見えた。
- 大平山からの下りは稜線から少し下がったところまで風が強かった。車道に出たところでは水仙が咲いていた。バス停までの間で無人のミカン販売所が有ったので二袋を200円で購入した。
- この日は寒い日で、帰りのバスから目にした気温表示は5度を差していた。