- 今回は7人グループのリーダーだった。初日は雨だった。上高地のバス停横で昼食を食べてから出発した。明神までは左岸道路が通行止めのため右岸を歩いた。
- 徳沢のテント場に着くまでにずぶ濡れになった。テント設営時にようやく小降りになった。テントは全部で30-40張りだった。夕食は屋根の有るベンチで食べた。Aさんがフライパンで目玉焼きとハンバーグを作ってみんなに分けてくれた。
- 二日目は霧だった。新村橋は架け替え工事中のため迂回路を通った。中畠新道分岐までは緩い上り坂だった。次第に黄葉がきれいになってきた。
- 中畠新道分岐には沢が流れていた。本当の分岐より手前で左手に入ってしまい、5分ほどヤブこぎして登った。正しい道に出てから尾根に取り付いた。
- 尾根の登りは笹や木の葉が濡れていて服がずぶ濡れになった。岩場やルンゼは濡れて滑りやすく苦労して登った。ルンゼを登っている時に隣の谷からの岩崩れの音が聞こえた。
- ルンゼが終わる頃に、ようやく晴れてきた。前穂高北尾根の岩峰が見えてきた。下には横尾が見えた。
- 左へ斜面を横切り、小尾根を越えると奥又白池だった。誰もいなかった。次第に青空が広がり、最後は蝶ヶ岳から常念岳への稜線が見えた。Bさんは神秘的な池に感動していた。三脚を使って集合写真を撮った。
- 下りでは奥又白池で幕営すると言うクライマー2組とすれ違った。ルンゼの下りでは湿った岩に苦労した。最後の難所ではCさんが岩場の横で約3m滑ってしまい、手首を強く打撲してしまった。少し下ったところでDさんがテープでCさんの患部を安定させてくれた。
- 徳沢の二日目の夜はAさんがホットケーキを作ってくれた。楽しかった奥又白池を思い出しながら夕食を楽しんだ。
- 最終日の明け方は星がきれいだった。テントを回収して出発した。早朝は足早に登って来る人が多かった。岳沢分岐付近の湿原はきれいだった。河童橋付近からは穂高岳がきれいに見えた。河童橋は観光客が多かった。
- 松本駅で打ち上げの蕎麦を食べてから解散した。