- 初日、野反湖バス停に着いたときは雨だった。レインウェアを着てビジターセンターまで歩いた。キャンプ手続き後、ビジターセンターの休憩所でコーヒーを飲みながら雨がやむのを待った。
- しばらくすると雨がやんだのでテント場へ移動し、テントを張った。今回は8人で4張りだった。久しぶりのテントの人もいて、まごつきながらの設営だった。
- テント設営後、余分な荷物を置いてエビ山に向った。しばらく笹原を登った後、ダケカンバの森に入った。少しぬかるみがあった。メボソムシクイが鳴いていた。登るに従い霧が出てきた。
- 山頂手前からは草原になった。ニッコウキスゲやクルマユリがきれいだった。霧も晴れてきた。
- 山頂には誰もいなかった。南の草津温泉方面の眺めが良かった。記念写真を撮ろうとしていると反対側から林野庁のパトロールの3人がやってきた。写真を撮ってもらった上に全員が花の写真の付いたしおりをいただいた。「ぬかるみが多いから気をつけてね」と言いながら3人は下って行った。
- 往路をテント場に戻ってからは、テーブルを囲んで8人が座り夕食前のひとときを歓談して過した。
- 翌朝は曇りだった。荷物をテントに置いて野反湖一周に出発した。バス停まで来ると駐車場には車がすでに20台ほど停めてあった。緩い上り坂の車道を歩き、池ノ峠からは東岸の遊歩道に入った。
- 樹林帯の中の遊歩道を湖畔へと下った。湖畔に出ると草原になった。クルマユリやイブキトラノオ、ノアザミが咲いていた。野反峠が近づくとニッコウキスゲやクガイソウが咲いていた。
- 最後に緩く坂を登ると野反峠に着いた。分らない花の名前を調べ、写真を撮りながら歩いたので予定よりだいぶ時間がかかっていた。ベンチに座り湖を眺めながら休んだ。
- 野反峠からはニッコウキスゲ群落を眺めながら下り、西岸の樹林帯に入った。ダケカンバの森になり花は少なくなった。エビ平の分岐付近から再び草原になった。クルマユリやニッコウキスゲが所々に咲いていた。
- キャンプ場手前まで来るとヤナギランの群落が有った。三脚を使って写真を撮っている人もいた。「テント場の近くに、こんなにきれいなところが有ったんだ」と驚いた。天気はすっかり良くなり対岸には八間山がきれいに見えていた。
- キャンプ場に着きテントを撤収した。ビジターセンターまで移動しシャワーを浴びてゆっくりした。久しぶりにテントで過した人もいて、少しまごつきながらのテント山行だったものの、花がきれいで楽しかった二日間だった。