- 宮ノ山登山口には夜明けになってすぐに着いた。駐車場は広々として海の眺めが良かった。
- 登山道の最初は、石を積み上げた遺跡(ドルメン遺跡)の間を登る道だった。周囲にはツワブキがたくさん咲いていた。やがて植林帯の斜面を横切る道になった。林道に出たところで反対側に踏み跡が有った。踏み跡を少し入ってみたが道は無かった。林道を下れば良いことが分かった。
- 林道から舗装の車道に出た所は好展望地だった。快晴で風も無く穏やかだった。車道を少し進むと野間神社に着いた。赤い建物の神社だった。正月の初詣に備えてか、トイレらしき建物の新築工事中だった。
- 神社にお参り後、野間岳への直登コースを登り始めた。階段が付けられよく整備されていた。暑くなったのでシャツ1枚になった。大きな岩の間を登って行った。少し鎖場が有った。
- 展望台を二つ通り、最後に岩の間を一登りすると山頂に着いた。三角点よりも岩の上の方が4-5m高かった。岩の上からは眺めが良く、海に突き出た野間岬に風車が10個ほど立ち並んでいるのが見えた。右手にはうっすらと昨日までいた甑島が見えた。山頂の岩の脇にはクロガネモチの木が有り、赤い実をたくさん付けていた。
- 下りは片浦コースを通る事にした。登山道はイノシシの掘り返しが多かった。大きな岩の下をくぐる箇所(笠沙石門)が有った。登山口の手前に草地の展望地が有った。ベンチが有りさわやかな風が吹いていた。一休みした。登山口に出てからは車道を右へ回って野間神社に戻った。
- 野間神社から山頂方面に20-30m進むと左手に向かう分岐が有り「太郎木場」の表示が有った。まっすぐ海へ向かう太郎木場登山口への道を下った。あまり歩かれていない様子で細い倒木が多かった。正しい道かGPSで確認しながら下った。ようやく車道に出てほっとした。車道の下りで振り返ると野間岳が三角形にきれいに見えた。
- 駐車場までの国道歩きも海の眺めが良く暖かで気持ちよかった。途中でオレンジ色のバスとすれ違った。行き先は「岬」となっていて車体には「つわちゃんバス」と書かれていた。乗客は誰も乗っていなかった。