- 日光駅でバスを待っていたらジャンボタクシーが「席が余っているので乗らないか」と誘ってきた。おかげで予定より早く湯元温泉に行くことができた。
- 湯元温泉からは最初はスキー場の登りだった。ゲレンデ入口のポストに登山届けを出して出発した。ゲレンデには秋の花が花盛りだった。
- ゲレンデが終わると稜線まで樹林帯の急登になった。ちょうど下山時刻だったが、すれ違いは4-5人と少な目だった。外山鞍部まで登ると急登は終わり、ゆるい勾配の稜線になった。天狗平付近はアキノキリンソウが満開だった。
- 前白根山まで登ると奥白根山が大きく見えた。3人組の外国人に追いつかれた。サラミソーセージをもらったので、お返しにチョコレートを上げた。一人はそのまま白根山に向かって行った。残りの二人はここまでにするとのことだった。
- 外輪山に沿ってしばらく歩き、五色沼への入口を見送って更に進むと、マルバダケブキがたくさん咲いていた。外輪山から別れカルデラに下っていくと一番下ったところが避難小屋だった。まだ時間があるので荷物を置いて五色沼まで行ってみた。途中の林床にはカニコウモリがたくさん咲いていた。五色沼手前では鹿がいて甲高い鳴き声を時々発していた。沼には先ほどの外国人二人が日光浴をしていた。沼の周辺にはアキノキリンソウがたくさん咲いていた。沼から少し登ったところにある水場はしっかり流れていた。小屋の宿泊は8人だった。
- 翌日、少し霧のかかる中を出発した。樹林帯の登りが終わるところでは、マルバダケブキが満開で斜面が一面に黄色になるほどだった。山頂に近づくと火山特有の小石の多い登りになった。山頂に着く直前でガスが濃くなり展望が無くなってしまった。山頂では、晴れるのを待つ間に手がかじかんでしまった。
- 山頂から弥陀ガ池の下りでは、朝、菅沼を出発して登ってきた登山者と次々すれ違った。弥陀ガ池では10人ほど登山者が休んでいた。五色山への登りでは背丈の低いフウロソウの仲間と思われる花がポツリポツリと咲いていた。五色山で奥白根山と五色沼の最後の展望を楽しんだ後、湯元温泉へと下山した。中曽根分岐からは登山者も少なく、ドイツ人女性二人とすれ違っただけだった。