- 中標津は暑かった。町外れの体育館で軒下を借りて一休みした。日陰に入ると涼しかった。半袖になり日焼け止めを塗った。未舗装の林道に入り、やがて山道に入った。沢沿いの道でクロユリやエンレイソウがたくさん咲いていた。
- 公園に入ると屋根の付いたベンチが有ったので一休みした。一休み後、舗装された公園の道を進んだ。「北根室ランチウェイ」の標識がたくさん有った。中標津空港まで歩き空港内のレストランで昼食休憩にした。
- 牧草地から格子状防風林へと入って行った。エゾハルゼミが盛んに鳴いていた。蒸し暑かった。北八号の車道に出たところで一休みしていると、40歳くらいの男女が来た。開陽台でキャンプするとのことだった。道が二つに分かれるので防風林コースを進むことにした、ミズナラの森で林床にはシダが多かった。ツツドリやエゾハルゼミが鳴いていた。
- 防風林コースが終わると牧草地になった。横の牧場には乳牛がいた。まっすぐな砂利道が開陽台に向けて続いていた。少し登りだった。靴はほこりだらけになった。開陽台ポンプ場でランチウェイを離れ、民宿「地平線」に行き泊まった。夕食前に町中の温泉に連れてってもらい、帰りにコンビニで買い出しをした。この日の最高気温は29.8℃だった。
- 二日目も暑い日だった。ポンプ場でランチウェイに戻り、少し登ると開陽台に着いた。南側には格子状に防風林の続く根釧台地が見渡せた。西側の丘にはトラクターが3台で広い畑を耕していた。風はさわやかだった。
- 開陽台からはウッドチップの敷かれたトレイルを下って行った。脇の草地にはタンポポの綿毛が多かった。横の牧場には子牛がたくさんいた。木陰の道になるとエゾハルゼミがたくさん鳴いていた。小川を石に渡した板の橋で渡り、森の中を進んで行った。右側には時々牧草地が現れた。2箇所ほど沢が有った。沢の前後には熊よけの鐘が設置されていた。
- 山口牧場の先でルートが新しく付け替えられていた。しばらく車道歩きが続いた。脇の牧場では白っぽい牛だけが草を食べ、黒っぽい牛は木陰にいた。バス待合所には、一日三本のバスの時刻表が貼られていた。再び牧草地に入ると、一面のタンポポの綿毛の先に斜里岳が見えた。
- パナクシュベツ川を渡り、消毒小屋で足裏を消毒して牧場に入った。柵を何度か越えた。佐伯牧場のレストラン牧舎(トレイル事務局)で昼食休憩にした。ポテトグラタンとパン(シナモンロール)、ミルクを注文し、冷たい水をがぶ飲みした。
- 次の横田牧場には今年生まれた子馬がいた。再来年には「ばんえい競馬」に出場予定との事だった。放牧された牛を見ながら牧草地を歩いた。養老牛温泉への車道脇の少し上り下りの有る山道を歩いた。養老牛温泉で宿泊した。
- 三日目も好天だった。最初は林間コースを通った。エゾハルゼミがたくさん鳴いていた。車道に出ると日差しが強かった。
- 山道に入り、下りになると牧場脇になった。ズミの花が満開だった。小さい谷で流れを数回渡った。エゾムシクイが鳴いていた。標高310mまで急坂を登り、再び下った小さな流れで草刈り中の佐伯氏ら二人に会った。クリンソウが咲いていた。
- モアン山を眺めながら緩く下り、交差点に出たところで一休みした。次のカンジウシ川には熊よけのシンバルが設置されていた。いったん砂利道になった後、カンジウシ山の横を過ぎると再び山道になった。
- 熊よけ鐘を鳴らし、ケネカ湿原に入った。道は少しぬかるんでいた。ケネカ川で水を汲んで3.5リットルにした。鳥のさえずりが多かった。ケネカ川を離れると牧草地脇の草地の道になった。ワラビ採りをする3人組がいた。
- 林道ゲートで牧草地を離れ、林道歩きになった。ミズナラの森でエゾハルゼミが鳴いていた。ダケカンバが増えてくると突き当たりだった。右に進むと間もなく西別小屋に着いた。この日は西別小屋で宿泊した。他の宿泊者は一人だった。