- 今回は10月12日に予定している山行の下見で、3人のパーティーだった。台風翌日の曇りの天気で、日光駅から中禅寺湖に向う道路は空いていた。バスは定刻に二荒山神社中宮祠に着いた。
- 1000円の参拝料を支払い、お守りをもらって登り始めた。晴れていて青空も少し見えていた。
- 階段の道は、一合目から登山道になった。針葉樹の森だった。早くも黒い服の若い男性が下りて来た。「山頂まで行ったんですか」と聞くと、「ええ、山頂からは一面の雲海が見えました。宇都宮に住んでいて、男体山には今までに50回ほど登っています」との返事だった。
- 二合目標識が見当たらず、そのまま登って行くと、三合目の舗装の作業道に出た。作業道を歩いていると見覚えのある黒い服の男性が抜いて行った。「先ほど会いましたよね」と声をかけると「今日は2回登るんです」との返事だった。
- 四合目で作業道と別れ、再び登山道に入った。広葉樹の森になった。五合目には中にベンチの有る避難小屋が有ったので一休みした。岩の上に「六合目」の文字を見たあたりからは岩が多くなった。霧になり小雨も降ってきたので、七合目の避難小屋の中で雨宿りをしてレインウェアを着た。
- 八合目手前で先ほどの2回登山の男性が下山して来た。やがて雨がやんだので八合目でレインウェアを脱いだ。岩の道は終わり土の道になって歩きやすくなった。布で土が流れないよう整備されたところが多かった。九合目付近で下山して来た人に山頂の様子を聞くと、「真っ白で何も見えなかった」との返事だった。九合目を過ぎると火山の赤い土砂の道になった。
- 霧の中を登って行くと山頂に着いた。登山者が3-4人いた。霧に覆われ涼しくて快適だった。昼食休憩していると、霧が晴れ青空が見えて来た。やがて下に中禅寺湖が見えて来た。天気が良くなったので剱の立つ最高点まで行って記念撮影をした。
- 帰りは往路を戻った。九合目手前までは、爽やかな風の中を中禅寺湖を見ながら下った。八合目からの岩場は歩きにくく時間がかかった。3人とも滑って転んでしまった。少し霧が出たものの、六合目からは日の差す良い天気になった。最後に神社手前の足洗い場で靴を洗ってから下山した。
- バスは帰りの道も空いていて定刻に東武日光駅に着いた。駅のお店は閉まっていたので、あわてて近くのコンビニで夕食を購入し、特急「けごん」に飛び乗った。
- 今回は、久々の長丁場の日帰り登山で、忙しくも充実した山行だった。