- 田沢湖駅からレンタカーでこめつが山荘へ向かった。時間があったので途中で杣温泉に寄った。露天風呂は混浴だった。青空の下、ハルゼミの鳴き声を聞きながらのお風呂は気持ちが良かった。
- こめつが山荘で手続きをして、テントを張った。この日は他にテントは無かった。夕食は鍋料理を作った。食べ過ぎてしまった。夜間フクロウが鳴いていた。
- 翌朝、テント場から雲海が見えた。マイヅルソウの咲いている樹林の中を歩き始めた。やがてスキーのゲレンデに出た。第1のリフト終点を少し過ぎると登山道が交差していた。左手に樹林帯の中へと進んだ。足下にはサンカヨウやキクザキイチゲが咲いていた。ブナ林で気持ちが良かった。
- 上のリフトの終点を右手に見ながらしばらく進むと、雪が現れてきた。やがて一ノ越に着いた。展望が開けた。目差す森吉山山頂はガスの中だった。
- 一ノ越から下った鞍部は一面の雪原だった。方向が少し分かりにくかった。左に滑り落ちそうなところも有った。前日、避難小屋に泊まった3人組とすれ違った。
- 森吉神社の横には避難小屋が有った。しばらく雪原を歩き、少し登ると上の避難小屋に着いた。このあたりは雪が消えていた。少し進むとザゼンソウが咲いていた。
- ヒナザクラやチングルマの群落を見ながら登っていくと、山頂に着いた。ガスで展望は得られなかった。デザートのプリンを食べただけで早々に引き返しす事にした。
- 下りでは次々登山者とすれ違った。中にはピッケルを持っている人もいた。森吉神社の少し手前でガスが晴れてきたが、また曇ってしまった。一ノ越では登りの時よりひどいガスだった。
- 途中のブナ林ではクロジが鳴いていた。一気にこめつが山荘まで戻り、手早くテントをたたんで車で田沢湖駅へと出発した。
- 田沢湖駅からの「こまち」号は混んでいて座れなかったので、盛岡で乗り換えた。ビールを飲んで気持ちよくうたた寝をしながら東京に戻った。