- 今回は12月に実施予定の地図読み講習会の予備山行で4人のパーティだった。
- バスを下車した時は雨が降っていた。養沢神社の軒下でレインウェアを着た後、地形図を使って、これから通るサルギ尾根の方向にコンパスの方位を合わせていた。すると同じバスで来た5人グループの男性リーダーが「ここから登ると急ですか。展望台までは行ったことが有るけれど、こちらから歩いた事が無いので」と質問してきた。「展望台に登るところは急だけれど、緩い登りが多いです」と教えてあげた。一緒にここを登るのかと思ったら5人グプープは大岳鍾乳洞の方へ向って行ってしまった。次のポイントまでの方位、標高差、地形の特徴を表に記入し、4人で答え合わせをしてから出発した。
- 最初は先頭で登った。桧植林の尾根の登りで林床の潅木は少し黄葉していた。雫が木から落ちてきた。尾根が北西に向きを変える所で再度コンパス合わせをした。
- 尾根が東に向きを変えるところには大名子ノ頭との標識が有った。雨がやんできたのでレインウェアを脱いだ。ここからは先頭を代わって進んでいった。少し広葉樹が出てきた。霧が出てきた。尾根が北西に向うところは桧植林だった。更に登って行くと岩が出てきた。
- 地図読みは一つのポイントで15分ほど費し何度も繰り返した。高岩山に着いたときは、すでに昼近くになって、おなかがペコペコになっていた。予定の場所より手前で昼食休憩にした。おいしいリンゴをいただいて元気を取り戻した。
- 名残の紅葉を楽しみながら進み、急坂を登ると展望台に着いた。霧で何も見えなかった。
- 次の上高岩山の山頂は、すぐ下を巻いて通り過ぎた。道はなだらかで歩きやすい尾根になった。通ってきたサルギ尾根とは大違いだった。
- 芥場(あくば)峠手前の分岐点で時間が足りないことが分かり、奥ノ院には行かない事にした。エスケープルートを選び直接長尾平へ向う方向に最後のコンパス合わせをし、示す方向に下っていった。名残の紅葉が少し見られた。
- 長尾平の手前、奥ノ院から下りてくる道との合流点で、この日初めての登山者に会った。長尾平の売店のベンチで柿とメロンをおいしくいただいた。頭を使ったのでいつも以上に疲れた気がした。
- 早めに下山したので立川で反省会をする事にした。また地図読み山行に行こうと相談しながら大いに盛り上がった。