- 水たまりの多い林道を慎重に運転し、登山口手前の林道分岐点に着いた。車を路肩に停め、林道を歩き始めた、すぐに登山口に着き山道になった。
- 谷が狭まったところに八乙女ノ滝が有った。落差の小さな滝だった。あたりは黄葉が始まっていた。滝の前後は鎖場になっていた。慎重に通過した。
- 沢沿いの道は、いつしか尾根の道に変わった。左手の谷の向こうには本名御神楽岳から派生する荒々しいスラブの尾根が見えた。急坂を杉山ガ崎まで登ると展望が開け、正面に本名御神楽岳が見えた。
- 岩場の鎖を登ると避難小屋に着いた。この日の宿泊は12人だった。水場は小屋から約65m下ったところ有った。水場までの途中はブナ林で、黄葉がきれいだった。小屋での夕食前、新潟からの二人組にウイスキーをごちそうになった。
- 翌朝、明るくなるのを待ってガスの中を出発した。ガスで展望のない本名御神楽岳で小休止したあと、御神楽岳を目指した。
- 御神楽岳山頂もガスで展望がなかった。時折、薄日が差したので、晴れるまで待つことにし、お茶を沸かしたりして時間をつぶした。結局、2時間以上たってからガスが晴れた。新潟県側の荒々しい水晶尾根が見えた。
- 山頂で休みすぎたので帰りはやや急ぎ足で下った。本名御神楽岳からは東の尾根を通って帰ることにした。途中の岩場はルートが分かりにくかった。ちょうど谷から人が登ってきたので尋ねると「ルートを間違って沢に下りてしまった。」との事だった。見上げると岩にロープがかかっていた。いったん登るのが正しいルートだった。この付近は紅葉がきれいだった。
- 1091mのピークからは南に尾根を下った。最初は黄葉のブナ林だった。途中からは稜線部分にだけ杉が生えていた。左右の斜面の黄葉がきれいだった。
- 林道になってからも、やや急ぎ足で下ったおかげで予定の時間に車のところに下りてくることができた。