- エガシラ山の手前の幕営地は平らで広々としていた。夜は星がきれいだった。
- 翌朝は冷え込んで、テントの外に出していた靴が氷っていた。コンロで暖めてやわらかくしてからはいた。テントをたたみ、アイゼンをはいて出発した。エガシラ山の登りはアイゼンが良く効いた。
- 米子沢ノ頭までは、ところどころヤブになっていた。シャクナゲのヤブは始末が悪く、先頭の伊久間さんがサングラスを落としてしまった。幸い最後部を歩いていた土屋さんが拾ってくれた。
- 巻機山山頂には標識がなかった。7年前はあったので、その間に撤去されたようだった。
- 雪がゆるんできたのでアイゼンを外し、谷側連峰を正面に見ながら広い雪面を下った。避難小屋は7年前と同様、屋根だけ雪の上に出ていた。八合目から七合目にかけては夏道が出ていた。五合目と四合目の間で雪が無くなった。
- 登山口まで下り、無事を感謝して握手しあった。清水でバスを待つ間、山菜のたっぷり入った蕎麦を食べ、ウドとコゴミをつまみにビールで乾杯した。