- 今回は6月中旬実施の芳ヶ平テント泊の練習も兼ねていて参加者は4人だった。バスは鴨沢で20人ほどの団体を下ろすと、我々の他には2人だけになった。全員が終点の鴨沢西バス停で下車した。
- 林道入口の有る「お祭り」バス停まで車道を歩いて休んでいると、バスで一緒だった二人組が追い着いて来た。「帽子を落としませんでしたか」と言われた。同行のAさんが落としたものだった。二人組も三条の湯まで行き、翌日は雲取山へ登るとの事だった。
- 良い天気で林道は緑が気持ちよかった。ゲートには車が約10台駐車してあった。登るにつれてエゾハルゼミの鳴き声も聞こえてきた。標高800m地点は心地よい風が吹き谷の対岸には急な沢が見えた。昼食休憩にした。林道終点までに4人の登山者とすれ違った。
- 登山道は谷の斜面に作られた道だった。ガクウツギの芳香がただよっていた。三条の湯に着くと、帽子を拾ってくれた二人組も出迎えてくれた。もうお風呂に入った後で、くつろいでいる様子だった。
- 我々も手続きをしてテントを2張り張った。一つはAさんのソロテントで甥から借りてきたとの事だった。残り3人は3-4人用テントに入った。まずビールで乾杯し、入浴後には続きのワインやお酒を飲んだ。夕食を食べ終わり、まだ明るいうちに就寝した。
- 翌日も良い天気だった。テントに荷物を置き、雲取山方面に向かった。最初の壊れた橋を渡ると、斜面を横切る道になった。崩れて歩きにくい所も有った。なだらかになった所で小休止した。ブナとミズナラの木漏れ日の森でエゾハルゼミが盛んに鳴いていた。
- この日はテント泊が目的なので、ここまでとしてテントに引き返した。テントの撤収は、AさんもBさんも手慣れた感じで予想よりも短時間で終了した。
- テントを担いで登山道を下った。林道に出た所で飛竜山に行くと言う二人組に会った。道の様子を聞かれた。林道に出てからは、よもやま話をしながらゆっくり歩いた。数人の釣り師とすれ違った。
- ほぼ予定の時間にバス停に到着した。かくして6月の芳ヶ平テント泊のトレーニングは無事終了した。久しぶりのテント生活を楽しむことができて満足した。