- 今回は読図講習会のリーダーで9人のパーティーだった。良い天気だった。禾生(かせい)駅前で地形図の整置を練習し、国道の歩道橋上でこれから向う九鬼山を地形図と付き合わせて確認した。
- 愛宕神社手前には明治時代に作られた水路橋が有った。愛宕神社で最初のコンパス合わせをし、方位、標高差、距離をベアリング表に記入してから登山道を登り始めた。
- 途中で2回目のコンパス方位合わせをして表へ記入した。Aさんは南北が逆だったので直してもらった。谷筋から尾根筋へと進んで尾根の合流点まで登り、落ち葉が多く休憩にちょうど良い場所に着いたので、倒木に腰を下ろして昼食にした。
- 休憩後は再度コンパス方位合わせと表への記入をして続きを登った。山頂まで更に2回のコンパス方位合わせをした。時間の節約のため表への記入は省略し、全員のコンパスが正しい向きになっている事だけを確認した。急坂の途中で天狗岩に寄り道して富士山の展望を楽しんだ。
- 山頂は気温が低く少し風が有って寒かった。北側の山々をコンパスを用いて山座同定している間にも手がかじかんだ。南側は針葉樹が多く、集合写真は顔に影がかかってしまいうまく撮れなかった。寒いので手早くコンパスの方位を合わせてもらい早々に出発した。
- 山頂直下のロープの付いた急坂を慎重に下り、時々コンパスの方位を確認してもらいながら斜面を横切ると北尾根に合流した。日が当たり暖かだった。こちらの方が良い集合写真が撮れた。
- コンパスの方位を札金(さっかね)峠に合わせて気持ちの良い稜線を進んだ。11月に来たときよりも落ち葉が深かった。 少し進むと三ツ峠山がきれいに見えた。
- 札金峠からは林道終点に方位を合わせた。全員コンパスの方位あわせにも慣れてスムーズだった。林道終点では時間の余裕も出てきた。BさんCさんからお菓子が全員に配られ、ゆっくり休んだ。
- 林道を下り麓の橋に出たところでコンパスの方位確認を終了した。田野倉駅まで水路脇の歩道をのんびり歩き挨拶をして講習会を終了した。Bさんからは「山の会らしくて良い講習会だった」、Dさんからは「自分が落ちこぼれるんじゃないかと思ったけれど、できて面白かった」との感想が寄せられた。