- 前日はふもとの世田谷区民健康村に宿泊した。周辺には、ほとんど雪は無かった。
- 当日、宿に余分な荷物を置いて出発した。登りの車道には雪は無く、横の日影にわずがに残っているだけだった。
- 尾根末端から登り始めた。登山道は無かった。植林の急登だった。少し枝が邪魔だった。雪は全く無かった。アカマツ林になり笹が出てくると明瞭な尾根になった。標高は810mだった。
- 尾根は途中まで急登だった。脇に電線が4本走っていた。やがてアンテナが2本有り、電線もアンテナで終わっていた。いったん緩くなったものの、またすぐに急登になった。岩が少し有った。標高930m地点は平坦地だった。
- 標高1000mまでに林道を3回通った。雪が出てきたり無くなったりした。周囲は桧の植林帯だった。雪が少し舞ってきた。
- 一時的に左手が白樺林になった。雪がやみ晴れて来た。1105m標高点で柔らかい雪が続くようなったのでワカンを履いた。しばらくワカンで登って行くと南斜面の急登になった。雪は無くなり土がむき出しになった。仕方なくワカンを外した。
- 1160m付近で再び雪が出てきたので再びワカンを付けた。登山道に合流した様子で、時々標識が見られるようなった。付近はミズナラの森だった。天気は良くなり日が差してきた。木の影が雪の上にきれいに映った。しばらく進むと尾根の切れ込みが有った。左を迂回して通った。山頂直下まで雪は続いていた。
- 最後の急坂を雪を拾いながら登るとトイレの立つ山頂に着いた。トイレの50m程先の最高地点に山頂標識があった。標識前にシートを敷いて昼食休憩にした。付近は約20cmの積雪で北側は少し地面が出ていた。周囲はミズナラの森で、木の間に山頂を雲に隠した武尊山が見えた。
- 時間が余りそうだったので、一つ奥の木賊山(とくさやま)へ行く事にした。途中は雪の無いところが1/3位有った。少し雪庇ができていた。天気は変わりやすく少し曇ってきた。ミズナラの森を登って行くと木賊山に着いた。武尊山が少しだけ近づいて見えた。
- 鉱石山への戻りは行きの足跡を伝って行った。途中で雪が吹雪のように降ってきた。風も冷たかった。幸い鉱石山に戻った時にはやんでいた。
- 鉱石山からの帰りは登山道の通る尾根を西へと下った。1181m峰への稜線は雪庇の所だけ雪が残っていて他は土が出ていた。途中でワカンを外した。1181m峰から振り返ると木の間に鉱石山と木賊山が見えた。
- 1181m峰から尾根を下って行くと、やがて林道の下りになった。林道は最初のうちは雪が多かった。新しい広い林道に出たところでショートカットで下る尾根に入った。雪は無かった。植林帯でピンクテープがあちこちに付けられていた。首尾良く出発点の尾根取り付き近くに下り立ち、今回の一周の山歩きが完了した。車道を歩いて健康村に戻った。健康村でもう一泊した。
- 翌朝は冬型気圧配置で、宿の周りが一面の雪景色に変貌していたので驚いた。