- 今回は5人パーティーのサブリーダーだった。初日は出発時から雨だった。
- 沢沿いの道を登っていった。木の橋が所々に有り、ぬれて滑りやすかった。沢を離れて斜面の登りになると霧が出てきた。善六のタワへの途中ではアセビが咲いていた。やがてみぞれから雪に変わった。
- 畦ヶ丸(あぜがまる)避難小屋でようやく小降りになった。小屋には3人登山者が休んでいた。小屋の室温は4℃だった。
- 畦ヶ丸からの下りは少し雪が残り滑りやすかった。大界木山付近からは霧の中を進んだ。中ノ丸の標識は2ヶ所に有り15分ほど離れていた。先に着いた方で休んだ。二つめの中ノ丸標識からは急な下りになった。
- 最後にゆるく登ると霧の中に菰釣山避難小屋が現れた。着いて10分もたたないうちに霧が晴れ青空が見えて来た。
- 夕闇が迫るので、早々に水くみに出発した。谷への下りには雪が残り滑りやすかった。注意しながらの下りで時間がかかった。160mほど下ると水場で、水はたっぷり流れていた。水場から小屋に戻ったときには真っ暗になる寸前だった。夜は星空がきれいだった。
- 翌朝は晴れていた。室温は6℃だった。出発前に山頂から3人組が下ってきたので、山頂の様子を尋ねると「富士山はバッチリ見えました」と教えてくれた。
- 期待に胸を膨らませて少し雪の残った登山道を登った。階段と木道は前年の2023年に整備されたばかりで真新しかった。山頂に着くと西側が開け、富士山がきれいに見えた。
- 菰釣山からの最初の急な下りでは雪が凍っていて気をつけて進んだ。急坂が終わると、なだらかな道が多くなった。雪もほどんどなく快適な縦走路だった。ブナノ丸まで来ると曇り空になってきた。山伏峠分岐を過ぎてからはトレイルランナー6人とすれ違った。
- 高指山(たかさすやま)で最後の展望を楽しんだ。富士山山頂部は雲の中だった。
- 山中湖畔の平野へ下山する途中で雨になりレインウェアを着た。平野のバス停でレインウェアを脱ぎ、余った水で靴を洗いながら帰りのバスを待った。
- 今回は久しぶりの泊まりの山行で、充実した二日間だった。