- 元々は秩父の寺沢を遡行する予定だった。ところが前日に台風の雨が降ったため、自重して、代わりに、近場に有って容易な小下沢に変更した。今回の参加者は4人で、うちAさんは初めて、Bさんは2回目の沢だった。
- 良い天気で高尾駅からの小仏行きバスは2台に増発されていた。ほぼ満席だった。
- ミンミンゼミの鳴き声を聞きながらバス停から歩いて行くと入渓点に着いた。沢の水量はさほど増えている様子には見えなかった。沢靴を履き準備体操をして出発した。水は澄んでいて水底に自分の影ができていた。
- なるべく深く沢の流れが速い所を選んで登ったところ、あちこちで膝上くらいの所が有った。場所によっては腰まで来そうだったので所々で浅いところを迂回した。両岸が迫り急流になったところで最初の休憩をした。
- 更に進んでいくと一番の難所の2mナメ滝に着いた。ここまで水量が少し多く予定より遅れていた。ナメの中央は流れが強く滑りそうだった。途中から右手の岩の上を歩き水流を避けた。残りの3人も岩の上を迂回した。この日はナメも水量が多かった。
- 横の林道の新しい護岸を見た所で2回目の休憩をした。この日はトレイルランナーが多く、林道にはひっきりなしにランナーが走っていた。林道を歩く登山者に珍しがられて「とこまで行くんですか」と声をかけられ「キャンプ場の跡まで」と返事をした。
- 緩い流れが続いた。時々小さなナメが有った。先頭をAさんに変わった。Aさんは、どんどん進んだものの2回ほど尻餅をついてしまった。
- 予定のキャンプ場跡地まで遡行して終了した。ちょうど7~8人のトレイルランナーの出発と入れ違いだった。ベンチは新しくペンキで塗り直されていた。座ってゆっくりと昼食を食べ靴を交換した。
- 帰りは林道を下り、あっという間に出発点に戻った。この日は涼しい沢歩きを楽しむ事ができて満足した。