- 快晴で北八ヶ岳ロープウェイ山頂駅付近は大勢の観光客で賑わっていた。北横岳へは上り下りの登山者が数珠つなぎになっていた。オオシラビソの樹林帯を登って行くと北横岳ヒュッテに着いた。小屋前では20人程が休んでいた。一休みして七ツ池を往復した。七ツ池は静かだった。
- 北横岳ヒュッテから樹林帯を登って行くと北横岳の南峰に着いた。30人ほどの登山者がいた。槍ヶ岳が見えた。一休み後、北峰へ行った。北峰にも30人ほどの登山者がいた。蓼科山が間近に見えた。赤岳の雲も取れてスッキリと見えた。
- 亀甲池(きっこういけ)への下りになると、人が急に減った。大岩の多い下りで段差が大きかった。池までの間で11人とすれ違った。亀甲池の水は多めだった。
- 亀甲池から樹林帯の小さな峠を越えると双子池に着いた。池の水は多めで「キャンプ指定地」の標識の根元まで水に浸かり、岸辺のテントスペースは水の中だった。森の斜面にテントを張った。後から来た人たちはスペースも無く、本来はテント場ではない小屋の前にテントを張らせてもらっていた。テントは30張りほどだった。
- 二日目の朝、双子池は鏡のように静まりかえり少し霧がかかってきれいだった。テントに荷物を置いて双子山に向かった。樹林帯ではメボソムシクイが鳴いていた。笹藪を過ぎると森林限界になり草原になった。空にはすじ雲が多かった。山頂部はなだらかで奥の方に最高点が有った。眺めが良く中央アルプスなどの展望を楽しんだ。
- 双子池に戻ると人が少なくなって静かになっていた。テントを撤収して雨池に向かった。
- 林道を少し登り分岐に出た。分岐からは下りになった。一部、カーブをショートカットする登山道を通り、林道を下っていった。雨池への登山道入口手前に水場が有った。水量が豊かだった。冷たい水でアイスコーヒーを作って飲んだ。おいしかった。
- 雨池への登山道は、最初の急坂が終わると緩い登りになった。シラビソの森だった。雨池まで誰ともすれ違わなかった。
- 雨池は広々として開放的な雰囲気だった。雨池も水が多かった。小さなザックを背負った30歳位のほそおもての女性が、反対方向からちょうどやってきた。久しぶりに会う登山者に挨拶すると、麦草峠への道を聞かれたので教えてあげた。
- 雨池を1/4周して林道に出た。林道は少し荒れていた。雨池峠入口まで時々登山者とすれ違った。雨池峠への登りは大きい岩の多い急坂だった。数人とすれ違った。緩くなってくると雨池峠に着いた。登山者が10人ほど休んでいた。少し曇り空になってきた。
- 雨池峠からは草原と木道を進んで行った。、縞枯山荘前を過ぎると山頂駅に出た。霧が少し出ていた。観光客の喧噪が戻って来た。はしゃいだ子供達が何度も「ヤッホー、ヤッホー」と叫んでいた。