- 深田記念公園から歩き始めた。今回は8人グループのサブリーダーだった。曇りだった。最初は一直線に谷を登る道だった。湿り気の多い道だった。周囲のアカマツの森からはツクツクボウシの声が聞こえてきた。
- 女岩手前で谷にロープが張られ,女岩方面は通行止めになっていた。単調な登りが終わり、谷を離れて岩の多い斜面の登りになった。岩場の変化を楽しみながら登った。途中で小犬3匹を連れた家族3人を抜かした。犬は岩の間を元気に走り回っていた。
- 岩場が終わると尾根に出た。少し霧が出てきた。尾根を登って行くと深田久弥終焉の地に着いた。30年前よりも標識が立派になっていた。山頂手前は岩の多い尾根道でツツジの灌木が多かった。
- 山頂には10人ほどの登山者がいた。あいにくと霧が出て来て、良い展望は得られなかった。それでも昼食休憩を取るうちに少し霧が晴れてきて、隣の金ヶ岳と下の平地がうっすらと見えてきた。
- 昼食休憩後は金ヶ岳へ向かった。いったん下った後の登り返しでは石門が有り、くぐって通った。偽の山頂を2つほど過ぎると、ようやく金ヶ岳に着いた。こちらも霧が出ていて、すっきりしない展望だった。
- 金ヶ岳からは南西側の尾根を下った。金ヶ岳直下はロープも有る岩場だった。手も使いながら慎重に下った。周りの木々は少し紅葉し始めていた。岩場に咲く名残のマツムシソウの先には通ってきた茅ヶ岳山頂が見えた。振り返ると先ほどまでいた金ヶ岳も見えた。
- 坂が緩くなるとアカマツ林になった。林床にはキノコがたくさん生えていた。
- 結局、茅ヶ岳から先では誰にも会わなかった。登山道が終わると、畑の間の車道の下りになった。天気は良くなり東側には富士山が見えた。
- 車道歩きに飽きた頃にバス停に着いた。あいにく1本前のバスが出たばかりだったので、温泉まで歩いて次のバスを待った。