- 島山三日目は、宿泊の大崎下島から船で大崎上島に向かう事にした。アラスカから来た米国人カップルが同じ船だった。乗船券自動販売機が旧紙幣のみの受付で困っていたので新紙幣を旧紙幣に交換してあげた。四国のお遍路を歩いて来たとの事だった。
- そのまま竹原港に向かう米国人と別れ大崎上島の天満港で下船した。曇り空だった。予報では午後から雨との事だった。海沿いの車道を少し進むと登山口に着いた。神峰山を示す標識が有った。
- 最初はコンクリート舗装の歩道だった。周辺の桜のつぼみはまだ固く、一輪が咲いているだけだった。お墓を過ぎるとジグザグの登山道になった。
- よく整備されていて歩きやすかった。前日入手したお土産のレモンと不知火でザックは重たかった。静かな日で麓からの造船所の作業音がよく聞こえた。日差しが暑かった。中腹には2箇所にベンチが有った。
- 登るにつれて木の高さが低くなりマツの灌木とシダが多くなった。山頂も見えてきた。段差の有る所には階段が付けられて登りやすかった。
- 最初に着いたのは山頂手前の神社の有る峰だった。展望台に登ると周囲の島々が見えた。ウグイスが鳴き下からは船の音が聞こえた。
- いったん下ってトイレ前を通り、赤い服を着た地蔵を見ながら登り返すと神峰山山頂に着いた。釣鐘とお寺、展望台とベンチが有った。展望を楽しんだ後、ベンチで一休みした。前日までひどかった黄砂も治まってきて島々の眺めを楽しむことができた。
- 帰りは往路を戻った。海に向かって飛び込む感じの道で快適だった。途中のベンチで海を眺めながら小休止した。
- 天満港からはコミュニティバスに乗った。運転手に行き先の白水港を伝えると「垂水港ならフェリーと連結していて30分早く竹原に着ける」と教えてくれた。バスが垂水港に着く時にちょうどフェリーが港に着くところだった。首尾良くフェリーに乗り込んだ。
- 今回は三日間とも天気に恵まれ、のんびりと島山を楽しむ事ができて満足した。